こんにちは!今回は、インターネットセキュリティ企業のバリオセキュア株式会社(コード44940)の最新の四半期決算報告についてご紹介します。中小企業向けのセキュリティソリューションを提供する同社は、堅調な業績を維持しています。今後の成長に期待が高まっている企業です。
企業情報
企業名: バリオセキュア株式会社
証券コード: 44940
決算期: 2月末日
バリオセキュア株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
バリオセキュア株式会社は、2月末日が決算期となっています。四半期決算は、第1四半期(3月~5月)、第2四半期(6月~8月)、第3四半期(9月~11月)、第4四半期(12月~2月)と年4回行われています。
主な事業
バリオセキュア株式会社は、中小企業向けのインターネットセキュリティサービスを提供しています。主な事業内容は、マネージドセキュリティサービスと、ネットワーク機器やソフトウェアの販売を行うインテグレーションサービスの2つです。中小企業のセキュリティ対策を包括的にサポートしています。
今期の業績と利益率は？
直近の2024年3月期第1四半期の業績は好調でした。売上高は673,487千円と前年同期比4.6%増、営業利益は85,081千円と同3.2%増、四半期純利益は35,516千円と同4.3%増と、各段階利益が前年同期を上回る結果となりました。利益率も改善傾向にあり、売上高営業利益率は12.6%、売上高四半期純利益率は5.3%となっています。
売上・利益の推移
バリオセキュア株式会社は、マネージドセキュリティサービスとインテグレーションサービスの2つの柱で事業を展開しています。マネージドサービスは継続的な収益が得られるストック型ビジネスで、その低解約率と新規ライセンス販売の増加が業績の伸びに寄与しています。一方、ネットワーク構築の大型案件がインテグレーションサービスの増収にもつながっています。
四半期連結貸借対照表について
バリオセキュア株式会社の直近の連結貸借対照表は安定した財務体質を示しています。2024年5月31日現在の総資産は7,637,907千円で、前事業年度末から12,026千円の減少となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び現金同等物が780,495千円と、前事業年度末から41,805千円減少しました。一方で、有形固定資産が319,507千円と、91,840千円増加しています。
負債の部
負債の部では、借入金が1,250,000千円と前事業年度末から50,000千円減少しました。また、引当金が18,493千円と前事業年度末から50,597千円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,846,726千円と前事業年度末から100,945千円増加しています。自己資本比率は73.96%と高水準を維持しています。
ROAとROE
バリオセキュア株式会社のROAは2.6%、ROEは4.5%となっています。前年同期からROAは0.7ポイント、ROEは0.4ポイント上昇しました。これは主に、売上高の増加と利益率の改善によるものです。今後も安定成長が期待できる企業といえるでしょう。
キャッシュフロー
2024年3月期第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動により63,140千円の資金を得ましたが、投資活動により30,881千円、財務活動により74,065千円の資金を使用し、全体では41,805千円の減少となりました。手元流動性は健全な水準を維持しています。
配当の支払額
バリオセキュア株式会社は直近の2024年3月期第1四半期では配当の支払いはありませんでした。前事業年度の2023年3月期は1株当たり40.50円の配当を実施しています。今後の業績推移によっては、配当の増額も期待できるかもしれません。
今後の展望
バリオセキュア株式会社は、「マネージドサービスの対応領域拡大・競争力強化」「成長セキュリティ市場への参入」「既存販売網と異なる新規営業体制の強化」を中期経営計画の目標としています。セキュリティ市場の拡大に合わせて、さらなる業績向上が期待されます。
編集部のまとめ
バリオセキュア株式会社は、中小企業向けのセキュリティサービスを中心に安定した業績を維持しています。直近の2024年3月期第1四半期は売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。財務面でも健全性が高く、今後の成長が期待できる企業です。引き続き注目していきたいと思います。
バリオセキュア株式会社の決算日や配当についてまとめました。
バリオセキュア株式会社の決算日は2月末日で、年4回の四半期決算を行っています。直近の2024年3月期第1四半期では配当の支払いはありませんでしたが、前事業年度は1株当たり40.50円の配当を実施しています。今後の業績次第では、配当の増額も期待できる企業です。
