サイバートラスト株式会社の最新決算について、好調な業績を報告しているようですね。売上高は前年同期比4.2%増加の4,624百万円と堅調に推移し、親会社株主に帰属する四半期純利益は461百万円と着実に利益を伸ばしています。今期も安定的な経営が期待できそうです。
企業情報
企業名: サイバートラスト株式会社
証券コード: 44980
決算期: 3月期
サイバートラスト株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
サイバートラスト株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日に行われています。通常の年次決算では、6月に定時株主総会、6月末に有価証券報告書を提出しています。
主な事業
サイバートラスト株式会社は、「ヒト」「モノ」「コト」の正当性、完全性、真正性などを証明し、デジタル社会の信頼を支えるトラストサービス事業を行っています。認証・セキュリティサービス、Linux/OSSサービス、IoTサービスを中心に事業を展開しており、企業のデジタル化を支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は売上高4,624百万円(前年同期比4.2%増)、営業利益694百万円(同5.1%増)、経常利益695百万円(同4.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益461百万円(同2.7%増)と、売上高、各利益ともに増加しました。利益率も良好に推移しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は6,167百万円(2023年3月期)、4,438百万円(2022年3月期)、4,624百万円(2023年12月期)と増加傾向にあります。利益面でも経常利益は1,065百万円(2023年3月期)、667百万円(2022年3月期)、695百万円(2023年12月期)と安定的に推移しています。事業基盤の強化が進んでいることがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は8,227百万円となり、前連結会計年度末から358百万円増加しました。流動資産が5,862百万円と増加し、固定資産も2,364百万円と一定水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が5,862百万円と前期末から461百万円増加しました。現金及び預金が4,766百万円と400百万円増加したことが主因です。一方、固定資産は2,364百万円と101百万円減少しました。ソフトウエアなどの無形固定資産が減少しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,686百万円と18百万円減少し、固定負債が573百万円と35百万円増加しました。流動負債の契約負債が220百万円増加した一方で、未払法人税等が215百万円減少しています。固定負債の契約負債が41百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部は5,966百万円と前期末から341百万円増加しました。利益剰余金が321百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は72.5%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
サイバートラスト株式会社のROA(総資産利益率)は直近期で5.6%となっています。また、ROE(自己資本利益率)は7.8%となっています。ROAとROEはともに良好な水準を維持しており、資産効率と株主資本効率が高いと評価できます。企業価値の向上に向けて安定的な収益基盤を築いていると言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが716百万円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは84百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは141百万円の支出となりました。全体としてキャッシュ・ポジションは良好に推移しています。
配当の支払額
サイバートラスト株式会社は、2023年6月に1株当たり35円の期末配当を実施しました。この配当は前期の配当金を1株につき2株に分割した後の金額です。株主還元にも積極的な姿勢がうかがえます。
今後の展望
今後も、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要の高まりを捉え、認証・セキュリティサービス、Linux/OSSサービス、IoTサービスを中心に事業拡大が期待できそうです。特にIoTサービスは新しい領域への進出が進んでおり、更なる飛躍が見込まれます。引き続き、堅実な経営と成長力の維持が望まれます。
編集部のまとめ
サイバートラスト株式会社は、デジタル社会を支える信頼性の高いサービスを提供することで、安定的な成長を遂げています。第3四半期の業績も前年同期比で増収増益を達成し、ROAやROEも良好な水準を維持しています。今後も、企業のDX需要の取り込みや新分野への進出で、さらなる飛躍が期待できそうです。
サイバートラスト株式会社の決算日や配当についてまとめました。
サイバートラスト株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われています。直近の配当は1株当たり35円の期末配当を実施しました。今後も、企業のデジタル化支援に注力し、安定成長が期待できる企業です。