株式会社Speeeは、主にデジタルトランスフォーメーションを推進する事業を展開しています。最近の決算では、新型コロナウイルス拡大による社会経済活動の制約が解消されたことや、企業におけるDXを活用した業務改善の活発化により、当社サービスに対する需要が高まったことがポイントです。今期の業績は順調に推移しており、今後も持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社Speee
証券コード: E35632
決算期: 2023年10月1日~2024年9月30日
株式会社Speeeの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社Speeeの決算期は2023年10月1日~2024年9月30日です。第2四半期(2024年1月1日~3月31日)の決算発表が2024年5月10日に行われました。
主な事業
株式会社Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」をミッションに掲げ、データ分析能力とテクノロジーを活かして、多様な産業領域のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。具体的には、レガシー産業DX事業、DXコンサルティング事業、金融DX事業を運営しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高7,653,549千円(前年同期比18.3%増)、営業利益24,337千円(前年同期比95.8%減)と高い売上成長を示しましたが、利益率は低下しています。これは、各事業領域での積極的な投資を行っているためです。
売上・利益の推移
直近2期の業績推移を見ると、売上高は前年同期比18.3%増加しているものの、営業利益は前年同期比95.8%減少しています。これは、DX事業やステーブルコイン関連の開発投資を積極的に行ったことによるものです。利益水準の向上に向けて、収益基盤の強化に取り組んでいくことが重要です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社Speeeの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が10,361,576千円、負債合計が5,217,081千円、純資産が5,144,495千円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が8,628,932千円で、その主な内訳は現金及び預金5,442,207千円です。固定資産は1,732,644千円となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が3,631,641千円、固定負債が1,585,439千円となっています。流動負債の主な内訳は未払金1,034,256千円などです。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,488,813千円、資本剰余金が1,528,823千円、利益剰余金が2,125,221千円となっています。自己資本比率は49.6%と安定した財務基盤を維持しています。
ROAとROE
株式会社SpeeeのROAは前期末時点で6.0%、ROEは同じく17.2%となっています。ROEは一定の水準を維持しているものの、ROAが低下傾向にあることから、資産効率の改善に向けた取り組みが課題となっています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス1,419,977千円となっています。これは主に未払金の減少やストックオプション関連損失の支払いによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス181,160千円、財務活動によるキャッシュ・フローは400,084千円となりました。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間において、配当金の支払いはありませんでした。企業の成長投資に注力しており、株主還元については今後の課題と考えられます。
今後の展望
株式会社Speeeは、事業基盤の強化や拡大を積極的に推進しています。特にレガシー産業DX事業やDXコンサルティング事業では好調な業績を維持しており、今後も高い成長が期待できます。一方で金融DX事業では、ステーブルコイン等の新規サービス開発に注力しており、更なる事業拡大を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社Speeeは、デジタルトランスフォーメーションを推進する事業を展開しています。新型コロナ禍の影響が和らぎ、企業のDX化ニーズの高まりを背景に、売上高は順調に推移しています。一方で、事業拡大に向けた投資を積極的に行っており、利益面では減益となっています。今後は、収益基盤の強化と新規事業の育成によって、持続的な成長を実現していくことが期待されます。
株式会社Speeeの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Speeeの決算期は2023年10月1日~2024年9月30日で、第2四半期決算の発表は2024年5月10日に行われました。また、当第2四半期連結累計期間では配当金の支払いはありませんでした。企業の成長投資に注力しており、株主還元については今後の課題と考えられます。