理研ビタミン株式会社の決算が発表されたようです!今期の業績は前年同期に比べて売上高が増加しており、営業利益も増加しているなど、良好な結果となりました。企業の成長が続いていることがうかがえます。せっかく四半期決算の情報が入手できたので、理研ビタミンの企業情報や決算内容について、詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: 理研ビタミン株式会社
証券コード: 45260
決算期: 2024年3月期
理研ビタミン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
理研ビタミン株式会社の決算は2024年3月期となっています。具体的には、第3四半期決算を2023年12月31日に発表しており、通期決算は2024年5月に発表される予定です。
主な事業
理研ビタミン株式会社は、食品・化成品事業を主軸に展開しています。食品事業では、家庭用食品、業務用食品、加工食品用原料などを製造・販売しています。また、化成品事業では、化学工業用分野(プラスチック・食品用包材・農業用フィルム・ゴム製品・化粧品など)における各種改良剤を提供しています。さらに、飼料用油脂などのその他事業も手掛けています。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の業績は、売上高が690億58百万円、営業利益が76億60百万円と前年同期比で増加しています。また、経常利益は83億96百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は60億80百万円と、着実に利益を積み上げています。売上高に対する各利益の比率も良好な水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の業績を見ると、売上高は安定的に推移しており、利益面でも増益傾向にあることがわかります。特に、当期第3四半期は売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも前年同期を上回る好調な結果となっています。
四半期連結貸借対照表について
理研ビタミンの四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比99億50百万円増の1,151億73百万円、負債は前期末比22億76百万円増の361億27百万円、純資産は前期末比76億74百万円増の790億46百万円となっています。
資産の部
資産の主な増加要因は、受取手形及び売掛金の44億12百万円増加、投資有価証券の35億79百万円増加、現金及び預金の10億47百万円増加などです。
負債の部
負債の主な増加要因は、短期借入金の40億70百万円増加、その他固定負債の22億7百万円増加、支払手形及び買掛金の15億38百万円増加です。一方で長期借入金が59億6百万円減少しています。
純資産の部
純資産の主な増加要因は、利益剰余金の60億80百万円増加、その他有価証券評価差額金の27億76百万円増加、為替換算調整勘定の10億71百万円増加です。
ROAとROE
理研ビタミンのROA(総資産利益率)は前期末比横ばいの6.5%、ROE(自己資本利益率)は前期末比上昇の8.1%となっています。これらの指標は健全な水準を維持しており、企業の収益力と資本効率が良好に推移していることがわかります。
キャッシュフロー
当期第3四半期のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが93億63百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが40億42百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが43億92百万円のプラスとなっています。財務体質は健全に推移していると評価できます。
配当の支払額
理研ビタミンは中間配当として1株当たり30.50円、期末配当として1株当たり36.00円の配当を実施する予定です。この結果、年間配当金は66.50円となる見込みです。株主還元も積極的に行われています。
今後の展望
理研ビタミンは2030年に向けた中長期ビジョンとして「持続可能な社会をスペシャリティな製品とサービスで支え、成長する会社になる」を掲げています。今期は中期経営計画の初年度にあたり、国内事業の深掘りや海外展開の加速、サステナブル経営の推進などに取り組んでいます。これらの施策が奏功し、今後も安定成長を続けていくことが期待されます。
編集部のまとめ
理研ビタミン株式会社の2024年3月期第3四半期の決算は、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同期を上回る好調な内容でした。資産も着実に積み上がっており、ROAやROEなどの収益性指標も健全な水準を維持しています。今後の中期的な成長戦略にも期待が高まります。株主還元面では、しっかりと配当を行っている点も魅力的です。
理研ビタミン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
理研ビタミン株式会社の決算は2024年3月期で、第3四半期の決算を2023年12月31日に発表しており、通期決算は2024年5月に発表される予定です。また、同社は中間配当として1株当たり30.50円、期末配当として1株当たり36.00円の配当を実施する予定で、年間配当金は66.50円となる見込みです。企業業績の安定成長と株主還元に期待がかかっています。