久光製薬株式会社の2024年2月期第1四半期決算がアップされました！売上高は358億円と前年同期比で11.6%増加と好調です。国内外の医療用医薬品と一般用医薬品が好調に推移したことが主な要因のようです。経常利益も55億円と前年同期比で2.7%減少したものの、引き続き高水準を維持できています。
企業情報
企業名: 久光製薬株式会社
証券コード: 45300
決算期: 2月期
久光製薬株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
久光製薬株式会社の決算期は2月末日です。第1四半期の決算発表は2024年7月12日に行われました。
主な事業
久光製薬株式会社は、医薬品などの創製・育薬・製造・販売を主な事業としています。特に、その得意とする「貼付剤技術」を活かした経皮吸収型医薬品の開発・販売に注力しています。また、一般用医薬品事業も強化しており、代表的な製品には「サロンパス」などがあります。世界中のQOL(生活の質)向上を目指し、地球にやさしい「エコ&コンパクト」なパッケージの実現にも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高358億円、営業利益41億円、経常利益55億円、親会社株主に帰属する四半期純利益47億円と、いずれも前年同期比で増加しています。特に、売上高は11.6%の増加と、非常に好調な結果となりました。利益面でも、営業利益は前年同期比4.9%の減少となったものの、経常利益と四半期純利益は増加しています。
売上・利益の推移
過去1年間の業績を見ると、売上高は141,706百万円、経常利益は19,649百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は13,969百万円となっています。当第1四半期の業績は、通期のペースから見て順調に推移していると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の連結貸借対照表を見ると、総資産が3,388億円と前期末から100億円増加しています。負債合計は719億円と102億円増加し、純資産合計は2,668億円と2億円減少しました。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,122億円、有形固定資産が576億円となっています。特に、建物及び構築物が前期末から115億円増加しており、設備投資が積極的に行われたことがわかります。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が89億円、その他の流動負債が360億円となっています。その他の流動負債が112億円増加しているのが特徴的です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,441億円となっています。また、自己株式が458億円と前期末から89億円減少しており、積極的な自己株式の取得が行われた模様です。
ROAとROE
2024年2月期のROA(総資産経常利益率)は6.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は5.2%となっています。ROAは前期から0.7ポイント低下しているものの、依然として高水準を維持しています。一方、ROEはほぼ横ばいで推移しています。これらの指標を見ると、収益性は良好であり、財務体質も健全だと言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローについては開示されていませんが、前期の状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが30,060百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが18,508百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが11,213百万円の支出となっており、全体としてキャッシュ・ポジションは良好に推移しているようです。
配当の支払額
2024年2月期の年間配当金は1株当たり85円となっています。第1四半期には2024年5月24日に1株当たり42.5円の期末配当が支払われています。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。
今後の展望
久光製薬は、医薬品事業を中心に「手当ての文化を世界へ」という企業使命のもと、グローバル展開を加速させています。国内外の医療用医薬品や一般用医薬品の売上が好調に推移しており、引き続き成長が期待できます。また、SDGsやESGへの取り組みも強化しており、持続可能な社会の実現に貢献することで、企業価値の向上にもつなげていくと考えられます。
編集部のまとめ
久光製薬の2024年2月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。国内外の医療用医薬品と一般用医薬品が好調に推移し、ROAやROEなどの収益性指標も健全な水準を維持しています。今後も積極的な事業展開と新製品の投入により、さらなる業績拡大が期待できそうです。
久光製薬株式会社の決算日や配当についてまとめました。
久光製薬株式会社の決算期は2月末日で、第1四半期決算は2024年7月12日に発表されました。また、2024年2月期の年間配当金は1株当たり85円で、第1四半期には1株当たり42.5円の期末配当が支払われています。今後も安定的な配当を継続していくことが期待されます。
