富士製薬工業株式会社の第60期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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富士製薬工業株式会社の2023年12月期第1四半期の決算結果が発表されました!売上高は10,746百万円と前年同期比7.5%増加しており、堅調な業績を残しています。今期は女性医療領域の製品を中心に販売に注力し、業容の拡大に取り組んでいる模様です。

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企業情報

企業名: 富士製薬工業株式会社
証券コード: 45540
決算期: 9月期

富士製薬工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

富士製薬工業株式会社の決算日は9月30日で、四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日となっています。2023年12月期第1四半期の決算発表は2024年2月9日に行われる予定です。

主な事業

富士製薬工業株式会社は、主に医療用医薬品の研究開発、製造、販売を行っています。女性医療領域と急性期医療領域に強みを持ち、更年期障害治療薬や卵胞ホルモン剤、尿路・血管造影剤などを製造販売しています。また、ジェネリック医薬品にも注力しており、子宮内膜症治療剤や緊急避妊薬など幅広い製品ラインナップを有しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第1四半期の業績は売上高10,746百万円、営業損失140百万円、経常損失96百万円となりました。医療用医薬品の需要が堅調に推移したものの、原薬価格の高騰により一時的に売上に影響が出ています。一方で、投資有価証券の売却益を計上したことで、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,739百万円と大幅な増益となりました。

売上・利益の推移

直近の通期業績を見ると、2022年9月期の売上高は40,889百万円、経常利益は4,519百万円と堅調に推移しています。売上高は過去5年間でほぼ横ばいで推移しています。利益面では、2020年9月期に経常利益が大幅に増加した後、2021年9月期に若干減少したものの、直近2期は高水準を維持しています。今後も安定した収益基盤の確立を目指していくと思われます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は84,583百万円と前期末比749百万円減少しています。これは主に投資有価証券が減少したことによるものです。一方、負債は42,600百万円で前期末比1,555百万円減少、純資産は41,982百万円と前期末比805百万円増加しています。自己資本比率は49.6%と高水準を維持しており、財務体質は健全であると言えます。

資産の部

資産の部では、流動資産が1,286百万円増加しましたが、固定資産が2,035百万円減少した結果、総資産が前期末比で減少しています。流動資産の増加は主に棚卸資産の増加によるものです。一方、固定資産の減少は投資有価証券が大幅に減少したことが要因です。

負債の部

負債の部では、流動負債が2,060百万円減少しましたが、固定負債が505百万円増加しています。流動負債の減少は主に1年内返済予定の長期借入金の返済によるものです。一方、固定負債の増加はリース債務の増加が主な要因です。

純資産の部

純資産の部では、その他有価証券評価差額金の減少はあったものの、利益剰余金が増加したことで、前期末比で805百万円の増加となりました。自己資本比率は49.6%と高水準を維持しており、財務体質の健全性が窺えます。

ROAとROE

富士製薬工業のROA(総資産利益率)は2022年9月期に5.3%と安定して推移しています。また、ROE(自己資本利益率)も11.4%と高水準を維持しています。これは、収益性の高い事業ポートフォリオと、適切な資産運用および財務体質の改善により実現できている指標と言えるでしょう。今後も収益力の向上とともに、資産効率の改善を図っていく方針のようです。

キャッシュフロー

詳細なキャッシュフロー計算書は開示されていませんが、過去の実績から営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に黒字を確保できていることがうかがえます。また、投資活動によるキャッシュ・フローはおおむね均衡しており、収益力を生み出す投資が着実に行われていると推測できます。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済などで一定の支出が発生していると考えられます。全体としては、堅実な財務運営が行われていると評価できるでしょう。

配当の支払額

富士製薬工業は、株主還元の一環として、年間配当金を20円(中間配当10円、期末配当10円)で実施しています。2023年12月期第1四半期の配当金の支払額は486百万円で、前年同期と同額の水準を維持しています。今後も株主への安定的な利益還元を継続していく方針のようです。

今後の展望

富士製薬工業は、2030年ビジョンとして「世界の女性のwellbeingの向上に貢献」「薬の富山からGlobal Marketに進出」「世界一幸せな会社と社会貢献が一体化」を掲げ、中期的な成長戦略に取り組んでいます。女性医療領域と急性期医療領域を強化しつつ、ASEAN市場や北米市場への事業拡大にも注力していくとのことです。また、新薬やバイオシミラー、ジェネリック医薬品のパイプラインを充実させ、持続的な成長を目指していく方針のようです。引き続き、医療の分野で存在感を発揮し続けることが期待されます。

編集部のまとめ

富士製薬工業の2023年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比7.5%増加するなど堅調な推移となりました。原材料価格高騰による一時的な利益圧迫はあったものの、投資有価証券の売却益計上で大幅な増益となっています。今後は、女性医療分野や急性期医療分野での新製品投入を加速させ、グローバル展開の強化にも注力していく方針のようです。着実な基盤強化と、新たな挑戦により、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。

富士製薬工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

富士製薬工業の決算日は9月30日で、四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日に行われています。また、同社は年間配当金を20円(中間配当10円、期末配当10円)で実施しており、今期も安定的な株主還元を行っています。今後も収益力の向上と財務体質の強化を通じて、株主の皆様への還元を継続していくことが期待されます。

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