株式会社キャンバスの第25期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、創薬ベンチャーの株式会社キャンバスの最新の決算報告が公開されました。同社は独自の創薬アプローチによる抗がん剤開発に取り組む注目の企業です。決算内容を見ると、研究開発費の削減や医薬品候補化合物の開発進捗など、良好な経営状況が伺えます。今後の成長に期待が高まる株式会社キャンバスの決算状況をご紹介します。

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企業情報

企業名: 株式会社キャンバス
証券コード: E23487
決算期: 6月期

株式会社キャンバスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社キャンバスの決算日は毎年6月30日です。そして決算発表は翌年2月9日に行われる予定です。同社は四半期ごとの決算開示も行っています。

主な事業

株式会社キャンバスは独自の創薬アプローチを活かした基礎研究および臨床開発に取り組む創薬ベンチャー企業です。がん領域を中心に、免疫系を活用した画期的な新薬の開発を目指しています。代表的な開発パイプラインとして、膵臓がんを対象としたCBP501や、可逆的XPO1阻害剤のCBS9106などがあります。

今期の業績と利益率は?

今期の当社の営業損失は3億8,741万円と前年同期比で16億4,125万円の損失改善となりました。これは主に研究開発費の減少によるものです。一方で、販売費及び一般管理費は2億594万円と増加しました。利益率については、未だ赤字ですが、着実な改善が見られています。

売上・利益の推移

当社は創業以来、事業収益を計上できていない状況が続いています。しかし、開発パイプラインの進捗に伴い、今後の収益獲得に期待が寄せられています。一方で、研究開発費や販管費の執行により、依然として営業損失が計上されています。今後の収支改善に向けた取り組みに注目が集まっています。

四半期連結貸借対照表について

当社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産32億7,180万円と前事業年度末比18億5,809万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加によるものです。一方で、純資産は31億5,066万円と前事業年度末比21億1,515万円の増加となっており、自己資本比率は95.4%と高水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が前事業年度末比11億6,267万円増加の27億8,047万円となりました。これは主に新株予約権の行使による資金調達が進捗したことによるものです。一方で、前渡金が3億3,504万円と前事業年度末比2億3,705万円増加しています。

負債の部

負債の部では、未払金が8,003万円と前事業年度末比2億5,044万円減少しました。また、未払法人税等も4,041万円と前事業年度末比4,211万円減少しています。これらは主に支払いの進捗によるものです。

純資産の部

純資産の部では、資本金が75億8,563万円、資本準備金が75億7,248万円と、新株予約権の行使により前事業年度末比それぞれ8億807万円増加しています。一方で、利益剰余金は12億3,746万円の累積損失となっています。

ROAとROE

当社のROAとROEについては、いずれも赤字経営のため現時点では計算が困難な状況です。しかし、今期の損失縮小を受けて、将来的な収支改善と共に、投資収益性の指標も改善が期待されます。創薬ベンチャーにおいては、長期的な視点での成長が重要であり、今後の動向に注目が集まっています。

キャッシュフロー

当社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが3億7,420万円のマイナスとなっています。これは主に研究開発費の支出によるものです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは15億3,929万円のプラスとなっており、新株予約権の行使による収入が寄与しています。全体としては、当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物が27億8,047万円と前事業年度末比11億6,267万円増加しています。

配当の支払額

株式会社キャンバスは、現時点では配当を行っていません。創薬ベンチャーとしての成長フェーズにあり、内部留保の活用による研究開発投資に注力しているためです。今後、収益基盤の確立に向けた進展に伴い、配当の実施も期待されます。

今後の展望

株式会社キャンバスは、独自の創薬アプローチを活かした抗がん剤開発に注力しています。CBP501やCBS9106などの開発パイプラインは着実に進捗しており、今後の承認取得に期待が高まっています。また、新規候補化合物の育成にも力を入れており、今後の企業価値向上が期待されます。引き続き、同社の動向に注目していく必要があるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社キャンバスは、研究開発費の削減と新株予約権行使による資金調達の進捗により、財務状況の改善が見られます。現時点では赤字経営が続いていますが、開発パイプラインの進捗に伴い、今後の収益獲得に期待が高まっています。今後の同社の動向に注目していきましょう。

株式会社キャンバスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社キャンバスの決算日は6月30日、決算発表は翌年2月9日に行われます。また、現時点では配当は実施されていませんが、今後の収益基盤の確立に伴い、配当の実施も期待されます。同社の成長に注目していきたいと思います。

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