株式会社ステムリムは、再生誘導医薬品の研究開発を行う先駆的な企業です。最新の決算報告書によると、同社は医薬品開発における大きな成果を上げており、今後の事業展開に注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ステムリム
証券コード: 45990
決算期: 2024年7月期
株式会社ステムリムの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ステムリムの決算期は7月です。年1回の決算で、2024年7月期の決算報告書が最新のものとなっています。
主な事業
株式会社ステムリムは、再生誘導医薬品の研究開発を行う企業です。従来の再生医療とは異なり、体外で培養した細胞を移植する必要がなく、薬剤投与のみで患者の体内で幹細胞を活性化し、組織の再生を促すという新しい治療方法を開発しています。現在は、表皮水疱症や脳梗塞、心筋症、変形性膝関節症、慢性肝疾患などの治療薬の開発を進めています。
今期の業績と利益率は?
当期の事業収益は0円で、営業損失は1,033,708千円、経常損失は1,033,753千円、四半期純損失は1,005,612千円となりました。研究開発投資が先行しているため、現時点で大きな損失を計上していますが、将来的な事業成長に向けて積極的に研究開発に取り組んでいます。
売上・利益の推移
株式会社ステムリムは現在、開発段階の企業であるため、売上高はありません。一方で、研究開発費を中心とした事業費用が増加傾向にあり、営業損失、経常損失、四半期純損失が大きく膨らんでいます。今後、新薬の承認・販売開始により、売上高の計上と利益の黒字化が期待されています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ステムリムは四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期連結貸借対照表の情報はありません。代わりに四半期貸借対照表の情報を確認することができます。
資産の部
当第2四半期会計期間末の総資産は10,060,174千円となっています。うち、流動資産が9,827,713千円、固定資産が232,460千円となっています。主な流動資産は現金及び預金で、9,183,940千円を保有しています。
負債の部
負債総額は242,670千円となっています。流動負債が124,116千円、固定負債が118,554千円です。主な流動負債は未払金と未払費用となっています。
純資産の部
純資産は9,817,503千円です。資本金は207,622千円、資本剰余金は9,203,554千円、利益剰余金は△837,261千円となっています。研究開発投資が先行しているため、利益剰余金はマイナスとなっています。
ROAとROE
株式会社ステムリムは現在、研究開発段階にあるため、ROAやROEは赤字となっています。しかし、今後の新薬承認・販売開始により、収益性が大きく向上することが期待されています。将来的に、高い収益性を示す企業に成長することが望まれます。
キャッシュフロー
当期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが△1,094,238千円と大きな支出超過となっています。これは主に研究開発投資の増加によるものです。一方で、財務活動によるキャッシュ・フローは62,800千円の収入となっており、株式発行による資金調達を行っています。
配当の支払額
株式会社ステムリムは、現在のところ配当を行っていません。研究開発への先行投資が大きいため、内部留保の蓄積に注力しているものと考えられます。将来的に、新薬承認や事業の早期黒字化が実現すれば、配当も検討されるかもしれません。
今後の展望
株式会社ステムリムは、革新的な再生誘導医薬品の研究開発に注力しています。表皮水疱症や脳梗塞、心筋症など、様々な難治性疾患に対する治療薬の開発を進めており、今後の承認取得と事業化に大きな期待が寄せられています。研究開発投資が先行している現状ですが、将来的な事業成長と収益力の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ステムリムは、再生誘導医薬品の開発に注力する先駆的な企業です。当期は研究開発投資が先行し、大きな損失を計上しましたが、表皮水疱症や脳梗塞、心筋症など、様々な難治性疾患に対する新薬候補の開発を進めています。今後、新薬の承認取得と事業化が実現すれば、大きな成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社ステムリムの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ステムリムの決算期は7月で、年1回の決算となっています。現時点では配当の実施はありませんが、新薬承認や事業の早期黒字化が実現すれば、将来的に配当の検討も期待できるかもしれません。同社は再生医療分野の先駆的企業として注目されており、今後の事業展開に大きな期待が寄せられています。