大日本塗料株式会社の第141期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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大日本塗料株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。塗料事業や照明機器事業の好調な推移により、売上高は前年同期比1.2%増加し、経常利益も前年同期比30.1%増加と、堅調な業績を維持しています。事業別には塗料事業は価格是正が進展し、照明機器事業は業務用LED照明の需要が好調でした。次期に向けても市況の回復が期待されており、企業価値の向上が期待されます。

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企業情報

企業名: 大日本塗料株式会社
証券コード: 46110
決算期: 2023年12月期

大日本塗料株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大日本塗料の事業年度は4月1日から翌年3月31日までとなっています。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

大日本塗料は塗料、照明機器、蛍光色材の3つの事業を主力としています。塗料事業では一般塗料から自動車・建材用途の工業用塗料まで幅広い製品を扱っています。また照明機器事業では主にLED照明を中心に事業を展開しており、蛍光色材事業では顔料や樹脂添加剤などを製造しています。これらの製品は国内外の幅広い顧客に供給されており、グローバルに事業展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、売上高が547億82百万円と前年同期比1.2%増加しました。利益面では、営業利益が39億31百万円(前年同期比29.4%増)、経常利益が42億71百万円(前年同期比30.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が27億28百万円(前年同期比24.8%増)と、いずれも増益となりました。

売上・利益の推移

過去3年間の業績推移を見ると、売上高は横ばいで推移しつつ、利益面では増加基調にあります。経常利益は2021年3月期の43億16百万円から2023年3月期の43億71百万円へと着実に増加しており、収益力の向上が図られています。また、同期間の親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益も34億58百万円から27億28百万円へと伸長しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の総資産は980億28百万円と、前連結会計年度末(2023年3月31日)に比べ52億23百万円増加しています。流動資産は407億9百万円、固定資産は573億19百万円となっています。

資産の部

流動資産の増加は主に現金及び預金の増加9億26百万円、電子記録債権の増加17億72百万円などによるものです。一方、固定資産は有形固定資産や投資有価証券の増加などにより31億18百万円増加しています。

負債の部

負債合計は398億43百万円で、前連結会計年度末に比べ22億48百万円増加しています。流動負債が302億14百万円(前連結会計年度末比19億73百万円増)、固定負債が96億29百万円(同2億75百万円増)となっています。

純資産の部

純資産合計は581億85百万円で、前連結会計年度末に比べ29億74百万円増加しています。自己資本比率は56.4%となっており、財務体質は健全に推移しています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は前連結会計年度の4.7%から当第3四半期は4.4%となり、やや低下しましたが、依然として高水準を維持しています。一方、ROE(自己資本当期(四半期)純利益率)は前連結会計年度の6.3%から5.9%へと小幅に低下したものの、ともに高い収益性を示しています。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが32億76百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが14億60百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが△6億90百万円となっています。全体としては9億26百万円のプラスとなっており、財務体質は健全に推移しています。

配当の支払額

当期の年間配当金は1株当たり50円(うち第2四半期末配当25円、期末配当25円)を予定しています。前期(2022年3月期)の年間配当金が50円(うち第2四半期末配当25円、期末配当25円)だったことから、同水準の配当を維持する計画です。

今後の展望

2024年3月期の通期業績見通しは、売上高750億円、営業利益55億円、経常利益55億円、親会社株主に帰属する当期純利益38億円と予想されています。主力の塗料事業では引き続き市況の回復が期待され、照明機器事業でも堅調な推移が見込まれています。今後も中期経営計画に掲げる各施策を着実に実行し、企業価値の向上を目指してまいります。

編集部のまとめ

大日本塗料の2023年12月期第3四半期決算は、主力の塗料事業と照明機器事業が好調に推移したことで、売上高、各利益指標ともに前年同期を上回る増収増益となりました。財務体質も健全で、自己資本比率も56.4%と高水準を維持しています。今後も中期経営計画に沿った各施策の着実な実行により、企業価値の向上が期待されます。

大日本塗料株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大日本塗料の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日が基準日となっています。同社の年間配当金は1株当たり50円を予定しており、前期と同水準の配当を維持する計画です。今後も安定配当を続けていく方針のようです。

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