中国塗料株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました！売上高は前年同期比21.4%増の86,140百万円と大幅に増加し、営業利益は439.4%増の9,051百万円と収益性も大幅に改善されました。主力の船舶用塗料分野が好調に推移したことが大きな要因です。
企業情報
企業名: 中国塗料株式会社
証券コード: 4670
決算期: 3月31日
中国塗料株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
中国塗料株式会社の決算日は3月31日で、毎年6月に定時株主総会を開催し、6月下旬に有価証券報告書を提出しています。また、四半期決算は6月、9月、12月の各四半期末日を基準に行い、四半期報告書を提出しています。
主な事業
中国塗料株式会社は、船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料などの製造・販売を主な事業としています。特に船舶用塗料が同社の主力事業で、新造船向けと修繕船向けの2つの領域で事業を展開しています。また、国内外の工場網を持ち、グローバルに事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
同社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が86,140百万円と前年同期比21.4%増加しました。営業利益は9,051百万円と439.4%も増加しており、営業利益率は10.5%と大幅に改善されています。主力の船舶用塗料分野の好調な販売が大きく寄与しています。
売上・利益の推移
過去3年間の同社の売上高と利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、営業利益も増加基調にあります。特に直近の第3四半期は大幅な増収増益となっており、事業の収益性が高まってきています。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が132,801百万円と前期末から20,053百万円増加しています。主な要因は現金及び預金の増加や売上債権の増加などです。一方、負債合計は58,477百万円と8,860百万円増加し、純資産は74,323百万円と11,192百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が98,480百万円と大幅に増加しています。主な要因は現金及び預金の増加や受取手形及び売掛金の増加などです。一方、固定資産は34,321百万円と増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が49,170百万円と増加しており、主な要因は短期借入金の増加です。固定負債は9,307百万円と増加しています。
純資産の部
純資産の部では、74,323百万円と大幅に増加しています。主な要因は利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加などです。自己資本比率は51.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROAは当期の第3四半期でも高い水準を維持しており、7.7%となっています。また、ROEも10.5%と健全な水準を確保できています。収益性と資本効率性が高まってきている状況です。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローが7,698百万円の増加となっています。一方、投資活動によるキャッシュフローは1,195百万円の減少となっています。財務活動によるキャッシュフローは2,072百万円の増加となっています。全体としては現金及び現金同等物が10,280百万円増加しており、財務体質は強化されてきています。
配当の支払額
同社は年2回の配当を行っており、2023年6月期の年間配当は52円、2024年3月期の中間配当は34円となっています。安定した配当政策を維持しながら、増益に伴い配当金額も増加してきています。
今後の展望
同社は、主力の船舶用塗料分野において、製造コストに見合った販売価格の適正化や高付加価値製品の拡販に努めていく方針です。また、工業用塗料分野でも需要の取り込みに注力する一方で生産効率化にも取り組んでいきます。中長期的には、環境対応製品の開発や海外市場の開拓など、持続的な成長につながる施策にも期待が寄せられています。
編集部のまとめ
中国塗料株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、主力の船舶用塗料分野が好調に推移し、大幅な増収増益となりました。ROA、ROEなどの収益性や財務体質も強化されており、今後の更なる成長に期待が高まっています。中長期的な視点で製品開発や海外市場開拓にも注力していく同社の取り組みに注目していきたいですね。
中国塗料株式会社の決算日や配当についてまとめました。
中国塗料株式会社の決算日は3月31日で、年2回の配当を行っています。2023年6月期の年間配当は52円、2024年3月期の中間配当は34円と、安定した配当政策を維持しつつ増益に伴い配当金額も増加してきています。同社の強い収益力や健全な財務体質がうかがえます。
