日本特殊塗料株式会社の第118期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本特殊塗料株式会社の2023年度第3四半期決算報告は、非常に良好な業績となっています。自動車関連事業が好調に推移し、売上高と利益が大幅に増加しています。この好調さは、製品価格の見直しや原価低減、経費削減などの経営努力の成果だと言えるでしょう。今後も、同社のサステナビリティ経営の取り組みに注目しながら、引き続き持続的な成長を期待したいと思います。

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企業情報

企業名: 日本特殊塗料株式会社
証券コード: 46190
決算期: 2023年3月期

日本特殊塗料株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本特殊塗料株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。

主な事業

日本特殊塗料株式会社は、塗料関連事業と自動車製品関連事業を主力としています。塗料関連事業では、建築・構築物用の防水材や塗り床材、自動車用の吸・遮音材や防錆塗料などを製造・販売しています。自動車製品関連事業では、主要な自動車メーカー向けに、これらの製品を供給しています。
また、保険代理業も手がけています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は好調で、売上高は489億円と前年同期比9.7%増加しました。利益面でも、営業利益は28億円と大幅な増加となっています(前年同期比222.2%増)。
これは、主力の自動車製品関連事業の売上が好調に推移したことに加え、製品価格の見直しや原価低減、経費抑制などの施策が奏効したためです。利益率も大きく改善しています。

売上・利益の推移

直近3年の売上高と利益の推移を見ると、売上高は60,738百万円(2023年3月期)から489億円(2023年12月期第3四半期)へと増加しています。
一方、利益面では、経常利益が31億円(2023年3月期)から43億円(2023年12月期第3四半期)へと大幅に増加しており、収益性の向上が見られます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は886億円と前期末比65億円増加しています。主な増加要因は、現金及び預金の増加と投資有価証券の増加です。
一方、負債は309億円と前期末比11億円増加しています。純資産は576億円と前期末比54億円増加し、自己資本比率は58.1%となっています。

資産の部

流動資産は391億円で、現金及び預金が148億円、受取債権が191億円となっています。固定資産は495億円と増加しており、投資有価証券が225億円と大きな割合を占めています。

負債の部

流動負債は245億円で、支払債務が150億円となっています。固定負債は64億円で、主な内訳は長期借入金と退職給付に係る負債です。

純資産の部

純資産合計は576億円となっており、利益剰余金が338億円、その他有価証券評価差額金が58億円となっています。自己資本比率は58.1%と高水準を維持しています。

ROAとROE

日本特殊塗料のROA(総資産利益率)は4.8%(2023年3月期)から6.7%(2023年12月期第3四半期)に上昇しています。これは、利益率の改善と資産効率の向上によるものと考えられます。
同様に、ROE(自己資本利益率)も5.8%(2023年3月期)から9.2%(2023年12月期第3四半期)に上昇しており、株主価値の向上につながっています。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期における営業キャッシュ・フローは37億円のプラスとなっています。投資活動によるキャッシュ・フローは15億円のマイナスとなっており、財務活動によるキャッシュ・フローは18億円のマイナスとなっています。
全体としては、40億円の現金及び現金同等物の増加となっています。安定的な資金繰りを確保できる状況にあると言えます。

配当の支払額

日本特殊塗料は、2023年6月に1株当たり22円の期末配当を実施しました。また、2023年12月には1株当たり21円の中間配当を実施しています。
株主還元への取り組みも積極的であり、業績の伸びと合わせて株主の皆様にも還元されていると言えるでしょう。

今後の展望

日本特殊塗料は、中期経営計画の基本戦略に掲げる「収益基盤の強化」「新技術・新製品開発」「サステナビリティ経営の推進」に注力しています。
特に、自動車関連事業の好調な伸びが続くことが期待されるほか、建築・構造物用塗料の需要の回復も見込まれています。また、原価低減や生産性向上への取り組みも継続することから、今後も着実な業績拡大が期待できると考えられます。

編集部のまとめ

日本特殊塗料株式会社の2023年度第3四半期決算は、売上高と利益が大幅に増加し、好調な業績となりました。自動車関連事業の回復と、製品価格の見直しや原価低減など経営努力の成果が表れています。
財務面でも、高い自己資本比率を維持しており、安定した経営基盤を築いています。また、株主還元にも積極的に取り組んでいることが評価できます。今後も、同社の持続的な成長が期待されるでしょう。

日本特殊塗料株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本特殊塗料の決算日は3月31日で、2023年度第3四半期の基準日は2023年12月31日でした。同社は、2023年6月に1株当たり22円の期末配当、2023年12月に1株当たり21円の中間配当を実施しており、株主還元にも注力しています。今後も、同社の持続的な成長と株主価値の向上が期待されます。

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