SDエンターテイメント株式会社の決算が発表されましたので、みなさんにその内容を分かりやすくお伝えいたします。
今回の第3四半期決算は、コロナ禍からの回復の兆しが見られ、売上・利益ともに前年同期より改善しています。
今後も新サービスの提供に力を入れ、さらなる業績向上を目指していきます。
企業情報
企業名: SDエンターテイメント株式会社
証券コード: 46500
決算期: 2023年3月期
SDエンターテイメント株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
SDエンターテイメント株式会社の決算日は3月31日です。
決算発表は毎年5月中旬に行われ、その後株主総会が開催されます。
主な事業
SDエンターテイメント株式会社は、フィットネス事業、保育・介護事業、不動産賃貸事業などを展開する総合エンターテイメント企業です。
主力のウェルネス事業では、フィットネスクラブや保育園の運営、さらに介護サービスも提供しています。
また、オンラインクレーンゲームなどのクリエーション事業やカウネット事業などにも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今期の第3四半期業績は、売上高27億25百万円、営業利益38百万円と前年同期から改善しています。
利益率では、売上総利益率は94.2%と高水準を維持しており、事業効率化により収益性も向上しています。
売上・利益の推移
売上高は前年同期比1.2%減の27億25百万円となりましたが、営業利益は前年同期の営業損失から38百万円の営業利益に転換しました。
経常利益も前年同期の経常損失から7百万円の経常利益を確保しており、利益面でも前年同期から改善が見られます。
四半期連結貸借対照表について
SDエンターテイメント株式会社の四半期連結貸借対照表は健全な状態を維持しています。
資産の部
総資産は前期末比4.55億円減の39億68百万円となりました。
現金及び預金が減少したものの、有形固定資産やのれんなどが減少した結果です。
負債の部
負債合計は前期末比4.37億円減の26億11百万円となりました。
短期借入金や1年内返済予定の長期借入金、転貸損失引当金などが減少しています。
純資産の部
純資産は前期末比17百万円減の13億56百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したものの、自己資本比率は34.2%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
SDエンターテイメント株式会社のROA(総資産利益率)は前年同期から改善し、ROE(自己資本利益率)も前年同期と比べ上昇しています。
これは、経費削減や事業効率化などの取り組みにより収益性が向上したことが要因です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期と比べ悪化しています。
これは税金等の支払いが増加したことなどが影響しています。一方で、投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローは改善傾向にあります。
配当の支払額
SDエンターテイメント株式会社は、安定的な配当の実施を目標としています。
しかし、今期は親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したため、配当の支払いは見送られています。
今後の展望
SDエンターテイメント株式会社は、ウェルネス事業の成長戦略に注力しています。
フィットネスではピラティススタジオの新規出店や子供向けサービスの提供、保育事業では園内サービスの強化などに取り組み、業績の回復と持続的な成長を目指しています。
編集部のまとめ
SDエンターテイメント株式会社の第3四半期決算は、売上高・利益ともに前年同期から改善しており、各事業分野で収益性の向上が見られます。
今後はウェルネス事業を中心に新サービスの提供などに注力し、さらなる業績アップを目指していくことが期待されます。
SDエンターテイメント株式会社の決算日や配当についてまとめました。
SDエンターテイメント株式会社の決算日は3月31日で、毎年5月中旬に決算発表を行っています。
今期は親会社株主に帰属する四半期純損失計上のため、配当の支払いは見送られる見込みです。