日本空調サービス株式会社の最新の決算報告書を分析しました。業績が好調で、売上高は前年同期比12.5%増加となっており、収益面でも経常利益が56.2%増加と大きな伸びを示しています。このように、同社は安定的な事業運営を行っており、今後の更なる成長が期待されます。
企業情報
企業名: 日本空調サービス株式会社
証券コード: 46580
決算期: 2023年3月期
日本空調サービス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本空調サービス株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は毎年6月上旬に行われています。
主な事業
日本空調サービス株式会社は、建物設備のメンテナンスサービスとリニューアル工事を手がける企業です。空調設備、電気設備、給排水設備などの保守管理や、省エネ・省コスト提案、環境改善提案などを行っています。顧客の事業活動におけるサステナビリティに寄与することを目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が39,617百万円(前年同期比12.5%増)、営業利益が2,367百万円(同61.5%増)と大幅に増加しています。経常利益率は6.5%と、収益性も向上している状況です。
売上・利益の推移
同社の売上高は過去3年間で、52,886百万円→35,221百万円→39,617百万円と推移しています。利益面でも、経常利益が3,051百万円→1,642百万円→2,565百万円と増減しています。事業環境の変化に応じて、適切な経営施策を実施しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の財務状況は、総資産38,863百万円、純資産22,792百万円と健全な水準を維持しています。
資産の部
流動資産は23,550百万円と前期末比で104百万円増加しています。棚卸資産が1,516百万円増加した一方で、受取手形・完成工事未収入金等が2,280百万円減少しています。固定資産は15,312百万円と1,197百万円増加しています。建設仮勘定が774百万円、投資有価証券が425百万円増加しています。
負債の部
流動負債は11,773百万円と464百万円減少しています。支払手形・工事未払金等が960百万円、未払費用が512百万円減少しています。固定負債は4,297百万円と679百万円増加しています。長期借入金が443百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は22,792百万円と1,086百万円増加しています。自己資本比率は57.6%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の5.2%から現在5.5%に改善しています。ROEも前期の9.1%から7.5%に増加しており、資産効率と株主資本効率が高まっています。これは業績の好調な推移を反映したものと考えられます。
キャッシュフロー
当四半期レビュー報告書では、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の記載がありませんでした。継続的な設備投資や借入金の返済など、財務活動によるキャッシュ・フローの推移に注目が必要だと考えられます。
配当の支払額
当期の配当金は、中間配当15円、期末配当14円の年間29円の予定です。前期の年間配当28円に比べ、1円増配されています。株主還元の強化が図られています。
今後の展望
今後も建物設備のメンテナンスサービスとリニューアル工事を一体的に提供し、お客様の事業活動におけるサステナビリティに貢献していく方針です。省エネや環境改善への提案力の強化などに取り組み、中長期的な成長を目指していくとしています。
編集部のまとめ
日本空調サービス株式会社は空調設備などのメンテナンスサービスを中心に事業を展開しており、業績は好調に推移しています。収益性の向上や、財務基盤の強化にも取り組んでおり、今後の更なる成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
日本空調サービス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本空調サービス株式会社の決算日は3月31日で、決算発表は毎年6月上旬に行われています。また、配当金は年間29円(中間15円、期末14円)と前期比1円増配されています。株主還元の強化が図られています。