ワシントンホテル株式会社の第63期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

ホテル・旅行
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

こんにちは。今回は、ワシントンホテル株式会社の決算報告書の内容をご紹介します。ワシントンホテルは、名古屋市に本社を置く大手ホテル企業です。コロナ禍の影響から回復基調にあり、株主還元に力を入れている企業として注目されています。

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企業情報

企業名: ワシントンホテル株式会社
証券コード: 46910
決算期: 2023年3月期

ワシントンホテル株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ワシントンホテル株式会社の決算日は3月31日です。毎年4月から3月までが会計年度となっており、第3四半期決算は12月31日時点のものになります。

主な事業

ワシントンホテル株式会社は、ホテル事業を主力としています。東京や名古屋をはじめ、全国に43の事業所を展開しており、「ワシントンホテルプラザ」「R&Bホテル」などのホテルブランドを運営しています。ビジネス需要やレジャー需要に幅広く対応し、国内外の旅行者に人気のホテルチェーンとなっています。

今期の業績と利益率は?

当期の売上高は13,994,404千円と前年同期比で8.5%増と順調に推移しました。一方で、営業利益は1,436,819千円と前年同期比で37.0%減と減少しました。これは物価上昇や需要回復に伴うコスト増加などが影響しているようです。利益率としては、営業利益率が10.3%となっています。

売上・利益の推移

ワシントンホテル株式会社の売上高は、コロナ禍の影響から徐々に回復してきています。2022年度第3四半期の売上高は12,902,830千円でしたが、2023年度第3四半期では13,994,404千円8.5%増と好調に推移しています。一方で、利益面では物価上昇の影響などから前年同期比で減少しています。今後の更なる需要回復に期待が寄せられます。

四半期連結貸借対照表について

ワシントンホテル株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産が36,431,090千円負債が28,658,950千円純資産が7,772,140千円となっています。資産の中では現金及び預金が10,240,928千円と大きな割合を占めており、手元資金が潤沢であることがわかります。一方で、有利子負債が12,765,329千円と多めですが、自己資本比率は21.3%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産の中では、有形固定資産が19,483,886千円と最も大きな割合を占めています。ホテル事業を営む上で、土地や建物など固定資産の保有が重要になってきます。また、現金及び預金が10,240,928千円と手元流動性も十分確保できています。

負債の部

負債の大部分は、有利子負債が12,765,329千円と占めています。ホテル事業への投資資金として借入を活用しているようですが、自己資本比率が21.3%と一定の財務健全性は保っています。

純資産の部

純資産は7,772,140千円となっています。この純資産の中で、利益剰余金が4,318,516千円と大きな割合を占めています。利益の積み上げにより、財務基盤が徐々に強化されてきているようです。

ROAとROE

ワシントンホテル株式会社のROA(総資産経常利益率)は3.1%、ROE(自己資本当期純利益率)は14.2%となっています。コロナ禍の影響から徐々に回復しつつありますが、これらの指標は業界平均と比較すると低めの水準となっています。今後の業績回復と収益力強化が課題といえるでしょう。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,953,124千円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが560,553千円の支出となっており、ホテルの改修工事などに資金を投下しています。また、財務活動によるキャッシュ・フローでは482,072千円の支出となっています。全体としては現金及び現金同等物が1,241,241千円増加し、手元資金が安定的に確保されています。

配当の支払額

ワシントンホテル株式会社は、配当を行っておりません。コロナ禍の影響から回復途上にあり、内部留保の確保を優先しているものと考えられます。今後の業績回復と株主還元策に期待が集まっています。

今後の展望

ワシントンホテル株式会社は、ビジネス需要の回復やインバウンド需要の拡大に期待しています。国内外の営業活動の強化や、オンラインでの予約受付の拡充などにも取り組んでおり、収益力の向上を目指しています。また、リニューアル工事の完了による客室の質の向上も、今後の業績にプラスに働くと見られます。株主への利益還元策も、今後の経営課題となっていくでしょう。

編集部のまとめ

ワシントンホテル株式会社は、コロナ禍からの回復を背景に業績が改善傾向にあります。手元流動性も十分にあり、財務健全性も保たれています。今後は、ビジネス需要とレジャー需要の取り込み強化、インバウンド需要の回復への期待、ホテルの魅力向上など、収益力の更なる向上に期待が寄せられます。また、株主還元策の充実も経営課題となっていくことでしょう。

ワシントンホテル株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ワシントンホテル株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日時点のものになります。配当については、コロナ禍からの回復途上で内部留保の確保を優先しているため、現時点では行っていません。今後の業績回復と株主還元に期待が高まっています。

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