株式会社ビー・エム・エルの第69期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

医療・福祉
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ビー・エム・エルの2023年12月期の決算が発表されました!臨床検査事業での既存ユーザーの深耕営業などにより、堅調な業績を維持した企業といえるでしょう。
今後の動向が注目される株式会社ビー・エム・エルの決算内容を、わかりやすくご紹介します。

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企業情報

企業名: 株式会社ビー・エム・エル
証券コード: 46940
決算期: 2023年12月期

株式会社ビー・エム・エルの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ビー・エム・エルの決算日は3月31日と9月30日の年2回で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日です。
今回の決算は、2023年12月期第3四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)の業績の報告となります。

主な事業

株式会社ビー・エム・エルは、臨床検査事業を中心に、食品衛生事業医療情報システム事業などを手掛けている企業です。
主力の臨床検査事業では、生化学的検査、血液学的検査、免疫学的検査、微生物学的検査、病理学的検査などの受託を行っています。
また、食品衛生事業では店舗の微生物検査などを手がけ、調剤薬局事業やSMO(治験実施医療機関支援)事業など、多角的な事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

今期の売上高は105,215百万円と前年同期比で15.1%の減収となりました。
一方、営業利益は7,737百万円と前年同期比で62.1%の減益となっています。
利益率については、営業利益率が7.4%と前年同期の16.5%から大幅に低下しています。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高と利益の推移を見ると、2022年3月期159,462百万円の売上高と15,382百万円の当期純利益と好調でしたが、2023年12月期第3四半期では105,215百万円の売上高と5,210百万円の四半期純利益と大幅な減収減益となっています。
その要因は、新型コロナウイルス検査件数の減少や資材コスト、人件費の上昇などが影響したためと分析されています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ビー・エム・エルの2023年12月期第3四半期の連結貸借対照表をみると、総資産167,583百万円と前期末比で1,360百万円減少しています。また、純資産127,968百万円と前期末比で1,217百万円増加しており、自己資本比率73.8%となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金78,369百万円から86,521百万円に増加し、有形固定資産35,150百万円から44,163百万円に大幅に増えています。

負債の部

一方、負債の部では、支払手形及び買掛金20,094百万円から19,738百万円に減少し、賞与引当金3,720百万円から2,245百万円に減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金118,378百万円から118,906百万円に増加し、自己株式8,902百万円から8,229百万円に減少しています。

ROAとROE

株式会社ビー・エム・エルの資本効率を示す指標であるROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)を見ると、
ROAは前期の12.2%から当期第3四半期で6.8%に低下、
ROEも前期の12.2%から当期第3四半期で4.2%と大幅に低下しています。
これは、新型コロナウイルス検査の減少や原材料高、人件費高などの影響により、収益性が低下したことが主な要因と考えられます。

キャッシュフロー

株式会社ビー・エム・エルの連結キャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の19,127百万円から9,013百万円に大幅に減少しています。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは前年同期の△5,524百万円から△14,292百万円と支出が増加しています。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前年同期比で8,151百万円減少86,451百万円となっています。

配当の支払額

株式会社ビー・エム・エルは、2023年6月に1株当たり60円、2023年12月に1株当たり40円の配当を実施しており、
2023年12月期通期の1株当たり配当金は100円を予定しています。
この配当水準は前期の年間配当金125円から減少していますが、安定的な配当政策を維持しています。

今後の展望

株式会社ビー・エム・エルは、臨床検査事業を中心に既存ユーザーへの深耕営業を強化し、新規顧客の獲得にも注力していく方針です。
また、食品衛生事業や医療情報システム事業など、他の事業領域でも収益機会の拡大を目指していきます。
さらに、経営効率化によるコスト抑制にも取り組み、収益力の回復を目指していく方針です。

編集部のまとめ

株式会社ビー・エム・エルは、新型コロナウイルスの検査需要の減少や原材料価格高騰などの影響により、2023年12月期第3四半期は減収減益となりました。
しかしながら、既存ユーザーの深耕営業や新規顧客開拓、経営効率化などに取り組むことで、収益力の回復を目指しています。
引き続き、同社の業績動向に注目していく必要がありますね。

株式会社ビー・エム・エルの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ビー・エム・エルの決算日は3月31日と9月30日の年2回で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日です。
同社は2023年6月に1株当たり60円、2023年12月に1株当たり40円の配当を実施しており、2023年12月期通期の1株当たり配当金は100円を予定しています。引き続き安定的な配当政策を維持しています。

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