SBテクノロジー株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告をお届けします。同社は、ITサービス・ソリューションを提供する企業で、国内大手企業から幅広い支持を得ています。今期は特に、クラウド・セキュリティサービスの好調な推移が業績を牽引しており、増収増益を達成しました。
企業情報
企業名: SBテクノロジー株式会社
証券コード: 47260
決算期: 4月1日〜3月31日
SBテクノロジー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
SBテクノロジー株式会社は、4月1日から翌年3月31日までの1年間を会計期間としており、年4回の決算(四半期決算)を実施しています。本決算報告は、2023年12月期第3四半期(2023年4月1日〜12月31日)の業績を取り纏めたものです。
主な事業
SBテクノロジー株式会社は、ICTサービス事業を主力事業としています。具体的には、通信事業者向け、一般企業向け、公共機関向けなど、顧客・用途に応じたクラウドサービスの構築・運用、セキュリティサービス、AI・IoTソリューションの提供などを手がけています。近年は、DXの推進や業務の効率化・生産性向上に貢献するサービスが注目を集めています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高47,839百万円(前年同期比0.8%減)、営業利益3,607百万円(同1.9%増)となりました。利益率についても、売上総利益率は23.5%と前年同期比1.6ポイントアップするなど、着実な改善が見られます。同社は、クラウドやサイバーセキュリティといった成長分野に注力しており、幅広い顧客層からの堅調な需要を取り込んでいることが業績好調の背景にあります。
売上・利益の推移
SBテクノロジー株式会社は、過去3年にわたり増収増益基調を維持しており、当第3四半期連結累計期間の売上高は47,839百万円、営業利益は3,607百万円となりました。特に、クラウドサービスやセキュリティ分野の伸長に加え、DX関連需要の拡大を背景に、売上高、営業利益ともに堅調な推移を見せています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が48,729百万円となっています。流動資産が38,969百万円、固定資産が9,759百万円となっています。一方、負債合計は17,339百万円、純資産合計は31,389百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が12,857百万円と前期末から増加しています。一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が減少しています。また、投資その他の資産が4,924百万円と増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が4,614百万円と減少しているほか、長期借入金などが減少しています。これにより、総負債額は前期末から2,959百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、31,389百万円と前期末から6,222百万円増加しています。自己資本比率も58.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
SBテクノロジー株式会社のROA(総資産当期純利益率)は直近3期平均で8.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は直近3期平均で13.1%となっています。これらの水準は、同業他社と比べても高い水準にあり、安定した収益性と効率的な資産運用が実現できていることがわかります。今後も、クラウドやセキュリティなどの成長分野に注力し、収益力の維持・向上に努めていく方針です。
キャッシュフロー
SBテクノロジー株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが堅調に推移しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・アウトフローが発生しており、M&Aなど、成長に向けた投資を積極的に行っています。財務活動においては、配当金の支払いなどによりキャッシュ・アウトフローが生じています。全体としては、現金及び現金同等物が前期末から4,635百万円増加し、手許流動性が高い水準にあります。
配当の支払額
SBテクノロジー株式会社は、株主還元の一環として配当を実施しています。当第3四半期連結累計期間では、年間配当金計1,292円(中間配当30円、期末配当35円)を支払っています。同社は、中長期的な企業価値向上と株主還元のバランスを意識しながら、配当政策を検討していく方針です。
今後の展望
SBテクノロジー株式会社は、第4次中期経営計画において、クラウド・セキュリティ&サービスの拡大を重点戦略に掲げています。DXの推進やサイバーセキュリティ対策の強化など、顧客のニーズに応える幅広いサービス提供を通じて、持続的な成長を目指しています。また、カーボンニュートラル達成に向けた取り組みや、ESG経営の推進にも注力しており、社会課題解決に貢献する企業としての評価も高まっています。今後の業績拡大と企業価値向上に期待が高まっています。
編集部のまとめ
SBテクノロジー株式会社は、ICTサービスを中心とする高収益企業として、着実な業績拡大を遂げています。オンプレミス、クラウド、セキュリティ、DXなど、顧客のニーズに合わせた幅広いサービス提供が、同社の強みとなっています。また、ESGへの取り組みも積極的に行っており、持続可能な成長が期待されます。株主還元にも力を入れており、安定した配当も魅力的です。SBテクノロジー株式会社は、今後も業界トップクラスの企業として期待されています。
SBテクノロジー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
SBテクノロジー株式会社の決算期は4月1日から翌年3月31日までの1年間となっており、年4回の四半期決算を実施しています。また、株主還元策として、年間配当金計1,292円を実施しており、安定的な配当が特徴です。同社は、DXやセキュリティ分野への注力により、今後も高い成長が期待されています。