日本ラッド株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。増収増益で、今期の業績が順調に推移していることが分かりました。売上高は前年同期比14.9%増の28億90百万円、経常利益は3.3倍の2億38百万円と大幅増益となりました。また、自己資本比率も69.6%と高水準を維持しています。
企業情報
企業名: 日本ラッド株式会社
証券コード: 47360
決算期: 3月期
日本ラッド株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本ラッド株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期は12月31日までの3ヶ月間となります。
主な事業
日本ラッド株式会社はエンタープライズITソリューション事業とIoTインテグレーション事業の2つのセグメントを展開しています。エンタープライズITソリューション事業では、大手企業向けのシステム開発や経営管理ツールの提供などを行っています。IoTインテグレーション事業では、製造業やヘルスケア分野向けのIoTソリューションの提供に強みを発揮しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は増収増益となりました。売上高は28億90百万円と前年同期比14.9%増、営業利益は1億84百万円と大幅な増益となりました。売上高営業利益率は6.4%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
直近の売上高と利益の推移を見ると、ともに増加傾向にあります。売上高は2022年3月期の35億55百万円から、2023年12月期第3四半期には28億90百万円と高水準を維持しています。また、経常利益も2022年3月期の△4百万円から、2023年12月期第3四半期には2億38百万円と大幅な増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
日本ラッド株式会社の2023年12月末時点の財務状況を見ると、総資産は39億95百万円、負債合計は12億12百万円、純資産は27億82百万円となっています。前期末と比較すると、負債が減少し純資産が増加しているため、財務体質はより健全化してきていると評価できます。
資産の部
流動資産は33億5百万円で、前期末から1億74百万円減少しました。一方、固定資産は6億90百万円と前期末から57百万円増加しています。全体として資産が減少しているものの、依然として高水準を維持しています。
負債の部
流動負債は6億24百万円と前期末から1億9百万円減少し、固定負債は5億88百万円と1億69百万円減少しています。これにより負債合計は12億12百万円となり、前期末から2億79百万円減少しました。
純資産の部
純資産合計は27億82百万円と前期末から1億62百万円増加しました。これにより自己資本比率は69.6%と高水準を維持しています。
ROAとROE
2023年12月期第3四半期のROAは5.9%、ROEは7.1%となっています。前年同期と比べROAは3.1ポイントの上昇、ROEは2.6ポイントの上昇となっています。これは、増収増益による収益性の改善が背景にあると考えられます。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは1億54百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローは84百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは1億47百万円の支出となっています。全体としてはプラスのキャッシュフローを維持しています。
配当の支払額
日本ラッド株式会社は2023年6月と11月の年2回、1株当たり5円の配当を実施しました。配当性向は現時点で26.1%となっています。今後も堅調な業績が続けば、更なる配当の増加が期待できそうです。
今後の展望
日本ラッド株式会社は、IoTやAI技術を活用したソリューション提供に注力しており、DXニーズの取り込みに期待が高まっています。また、RPAやBIツールなども手掛けており、企業のデジタル化を幅広くサポートしています。今後も成長分野での事業拡大が期待できそうです。
編集部のまとめ
日本ラッド株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、増収増益と好調な業績となりました。IoTやAI、DXなどの成長分野での取り組みが功を奏しており、今後の事業拡大が期待できます。また、高い財務健全性も維持しており、株主還元も継続できそうです。今後の更なる業績向上に期待が高まります。
日本ラッド株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本ラッド株式会社の決算日は3月31日です。年2回の配当を実施しており、1株当たり5円の配当を行っています。配当性向は26.1%となっています。今後も堅調な業績が続けば、更なる配当増加も期待できそうです。