株式会社アイティフォーの第65期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社アイティフォーの直近第3四半期業績は好調でした。売上高は前年同期比115.7%増となり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も大幅増益を達成しています。金融機関向けの主力システムや通信システム、決済端末などの販売が伸び、採算性も改善できた結果です。この好業績を背景に、当社は今後のさらなるDX推進やESG経営の進化を掲げ、持続的な成長を目指しています。

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企業情報

企業名: 株式会社アイティフォー
証券コード: 47430
決算期: 2023年3月期

株式会社アイティフォーの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社アイティフォーの決算日は3月31日で、通常3月から翌年2月にかけての1年間を会計期間としています。今回の四半期決算は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績となります。

主な事業

株式会社アイティフォーは、金融機関向けのシステム開発を主力事業としています。延滞債権管理システム、個人ローン業務支援システム、決済端末などを提供しており、金融業界のDX化に貢献しています。また公共分野向けのBPO(業務受託)サービスも事業の柱の1つです。金融系ITサービスとデジタル化支援を両輪として、幅広い業界にソリューションを提供しています。

今期の業績と利益率は?

株式会社アイティフォーの当第3四半期連結累計期間の売上高は14,462百万円と前年同期比15.7%増加しました。営業利益は2,684百万円で124.8%増、経常利益は2,771百万円で124.4%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,906百万円で125.9%増と、全ての利益項目で大幅な増益となりました。営業利益率は18.5%、経常利益率は19.2%と高水準を維持しています。主力製品の好調な販売とコスト削減効果が利益率の改善につながった結果です。

売上・利益の推移

株式会社アイティフォーは、2021年度から2023年度を対象とした中期経営計画に基づき、経営基盤の強化、収益性の向上、ESG経営の進化を推進しています。当第3四半期での受注高は15,884百万円と前年同期比29.1%増、受注残高も16,721百万円と12.6%増加するなど、今期は好調な業績を上げています。金融機関向けシステムや通信インフラ、決済端末の需要が高まったことが売上増加につながりました。さらに開発の内製化で原価率も改善したことで、利益率の向上にもつながっています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社アイティフォーの2023年12月末時点の総資産は22,005百万円で、前期末から338百万円増加しています。流動資産は17,823百万円と146百万円増加し、固定資産は4,182百万円と191百万円増加しました。一方、負債合計は4,358百万円と141百万円減少しています。この結果、純資産は17,647百万円と479百万円増加し、自己資本比率も80.1%と高水準を維持しています。

資産の部

流動資産では、現金及び預金が112百万円、棚卸資産が730百万円増加した一方で、受取手形・売掛金及び契約資産が165百万円、有価証券が500百万円減少しました。固定資産では、投資有価証券が303百万円増加しています。

負債の部

流動負債では、契約負債が206百万円、その他が172百万円増加した一方で、賞与引当金が284百万円、買掛金が150百万円減少しました。固定負債は265百万円と9百万円の増加でした。

純資産の部

純資産は前期末から479百万円増加し、17,647百万円となりました。利益剰余金が1,070百万円増加した一方で、配当金の支払いにより835百万円減少しています。この結果、自己資本比率は80.1%となり、財務基盤は引き続き健全な水準を維持しています。

ROAとROE

株式会社アイティフォーのROA(総資産経常利益率)は12.5%ROE(自己資本当期純利益率)は10.9%となっています。前期に比べてROAは0.8ポイント上昇、ROEは0.5ポイント上昇しており、収益性の改善と資本効率の向上が図れている状況です。金融系ITサービスを中心とした事業ポートフォリオの強みが発揮されたことで、高収益体質を維持できています。

キャッシュフロー

キャッシュフローの状況については、今回の四半期報告書では詳細な情報が開示されていません。ただし、売上債権の減少やたな卸資産の増加などにより、営業活動によるキャッシュ・フローは改善しているものと推測されます。また、設備投資による支出も前期に比べて減少しているため、全体として財務的な健全性が維持できていると言えるでしょう。

配当の支払額

株式会社アイティフォーは、2023年5月の取締役会で年間配当金を1株当たり30円と決定しました。前期と同額の配当を維持しており、連続増配を続けています。業績好調を背景に、株主還元の充実を図っているといえます。

今後の展望

株式会社アイティフォーは、中期経営計画の最終年度となる2023年度に向けて、経営基盤の強化、収益性の向上、ESG経営の進化の3つの重点課題に取り組んでいきます。金融機関向けシステムの受注増加に加え、公共分野のBPOサービスも堅調に推移しており、今後も持続的な成長が期待できると考えられます。また、ブロックチェーンなどの先進技術のサービス化や、地域密着型のデジタルサービスの開発など、DXの推進にも注力していく方針です。

編集部のまとめ

株式会社アイティフォーは、金融機関向けのITソリューションを中核事業として、公共分野のBPOサービスも展開しており、安定した収益基盤を有しています。直近の四半期では、売上高、営業利益、経常利益、純利益が大幅に増加し、収益性の高い企業体質を示しました。また、自己資本比率80%超と財務内容も健全であり、今後の中期的な成長が期待できる企業だと評価できます。同社は、デジタル技術の活用やESG経営にも注力しており、持続的な企業価値向上が望めるでしょう。

株式会社アイティフォーの決算日や配当についてまとめました。

株式会社アイティフォーの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。配当金は年間30円を維持しており、財務基盤の強さと株主還元への取り組みが窺えます。同社は中期的な成長に期待が持てる企業であり、今後の業績推移にも注目していく必要があるでしょう。

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