株式会社サイバーエージェントの2023年10月1日から2024年3月31日までの第2四半期決算結果が発表されました。サイバーエージェントは、インターネット広告やゲーム事業を中心に好調な業績を維持し、売上高や利益の大幅な伸びを記録しました。また、次世代テレビの「ABEMA」にも積極的に投資し、事業の多角化を進めています。この決算内容を詳しく見ていきましょう。
企業情報
企業名: 株式会社サイバーエージェント
証券コード: 47510
決算期: 2023年10月1日~2024年3月31日
株式会社サイバーエージェントの決算日・決算時期(スケジュール)は?
サイバーエージェントの事業年度は10月1日から9月30日までとなっています。今回発表された決算は、第2四半期(2023年10月1日~2024年3月31日)の実績となります。
主な事業
サイバーエージェントはインターネット広告、ゲーム、メディア(ABEMA)、投資育成などの事業を展開しています。特にインターネット広告事業やゲーム事業が中核を成しており、売上高の大部分を占めています。また、「ABEMA」などの新規事業にも積極的に取り組み、事業の多角化を進めています。
今期の業績と利益率は?
サイバーエージェントの2023年10月1日~2024年3月31日の第2四半期の業績は売上高が4,082億円と前年同期比で12.4%増加、営業利益は274億円と56.0%増加しています。特にインターネット広告事業とゲーム事業の好調が業績拡大の主な要因となっています。
売上・利益の推移
サイバーエージェントの売上高は過去5年間で1.5倍以上の成長を遂げており、特に最近2年間は大幅な増加を続けています。利益面でも、営業利益は過去5年間で2倍以上に拡大しており、安定した成長を続けています。
四半期連結貸借対照表について
サイバーエージェントの最新の連結貸借対照表を見ると、資産は4,998億円と前期末比で22億円増加しています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金が2,045億円、受取手形、売掛金及び契約資産が962億円となっています。事業の拡大に伴い、流動資産が増加しています。
負債の部
負債は2,603億円と前期末比で144億円増加しました。買掛金が727億円、短期借入金が8億円などが主な内訳となっています。
純資産の部
純資産は2,394億円と前期末比で75億円増加しました。利益剰余金が1,197億円と、堅調な収益により積み上がっています。
ROAとROE
サイバーエージェントの自己資本比率は29.8%と健全な水準を維持しています。ROAは4.1%、ROEは8.3%となっており、投下資本に対する収益性は良好だと評価できます。今後も事業の拡大と収益力の向上により、さらなる指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは230億円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは109億円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは84億円の減少となっています。営業活動の黒字が安定的に推移しており、経営基盤は強化されつつあります。
配当の支払額
サイバーエージェントは2023年12月に1株当たり15円の期末配当を実施しました。前年同期に比べ1円増配となっており、着実な利益還元を行っています。
今後の展望
サイバーエージェントは、インターネット広告事業やゲーム事業の成長を取り込みつつ、「ABEMA」などのメディア事業にも積極的に投資しています。今後も事業の多角化と収益力の向上を目指し、さらなる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
サイバーエージェントは、インターネット広告やゲームといった既存の主力事業を確実に伸ばしつつ、「ABEMA」といった新規事業にも力を入れている企業です。売上高、営業利益ともに好調に推移しており、収益性の高い企業として評価できます。今後も事業の多様化と収益力の向上が期待されるサイバーエージェントの株主の皆様には引き続き注目していきたいと思います。
株式会社サイバーエージェントの決算日や配当についてまとめました。
サイバーエージェントの事業年度は10月1日から9月30日までで、今回発表された決算は第2四半期(2023年10月1日~2024年3月31日)の実績です。配当金は1株当たり15円と前年同期比1円増配となっており、着実な利益還元を行っています。今後も事業の多角化と収益力の向上に期待が高まります。