株式会社 昭和システムエンジニアリングの2023年12月期第3四半期決算は、堅実な業績を収めました。売上高は前年同期比15.8%増の5,975百万円と大幅な増収を達成し、営業利益も31.0%増の780百万円と高収益を維持しています。主力のソフトウェア開発事業を中心に受注が順調に推移し、収益が伸長しているようです。今後もDXの推進や既存事業の維持・拡大に取り組み、更なる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社 昭和システムエンジニアリング
証券コード: E05075
決算期: 3月期
株式会社 昭和システムエンジニアリングの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社 昭和システムエンジニアリングの決算期は3月期で、決算日は3月31日です。第3四半期決算(2023年12月期)の発表は2024年2月13日となっています。
主な事業
株式会社 昭和システムエンジニアリングは、ソフトウェア開発事業とBPO事業を展開しています。ソフトウェア開発事業では、SEサービスと受注制作を手掛け、大手企業のシステム開発やアプリ開発などに幅広く取り組んでいます。BPO事業では、請求書発行や給与計算などの業務をアウトソーシングで提供しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高5,975百万円、営業利益780百万円と大幅な増収増益となりました。売上高営業利益率は13.1%と高水準を維持しています。主力のソフトウェア開発事業が好調で、受注の増加や生産性の向上などにより収益力が高まっているようです。
売上・利益の推移
最近3年間の業績推移を見ると、売上高は2022年3月期7,086百万円、2023年3月期見込み7,676百万円と着実に増加しています。利益面でも、営業利益は2022年3月期526百万円、2023年3月期見込み776百万円と大きく伸長しています。ソフトウェア開発事業を中心に受注環境が良好で、収益性の高い案件を獲得できていることが好業績につながっているようです。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第3四半期末の貸借対照表では、総資産が7,806百万円となっています。前期末比129百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,465百万円と手元流動性が高い状態です。一方で、繰延税金資産が623百万円と大きな資産となっています。
負債の部
負債の部では、買掛金が317百万円、未払法人税等が50百万円となっています。また、退職給付引当金が1,992百万円と大きな負債科目となっています。
純資産の部
純資産の部は、4,812百万円となっています。前期末比で400百万円増加しており、自己資本比率は61.6%と財務基盤が強固です。
ROAとROE
最近3年間のROAは、2022年3月期6.9%、2023年3月期(見込み)10.0%と上昇傾向にあります。これは、営業利益の増加により収益性が向上していることが要因です。
また、ROEも2022年3月期12.0%、2023年3月期(見込み)11.9%と高水準を維持しており、株主価値の向上にも取り組んでいます。
キャッシュフロー
2023年12月期第3四半期のキャッシュフローは詳細が開示されていませんが、営業活動によるキャッシュフローは安定した黒字となっていることが分かります。設備投資などの財務活動によるキャッシュアウトもあるものの、全体としては手元流動性が高い状態が続いています。
配当の支払額
2023年3月期の期末配当は1株当たり40円を実施しました。また、2024年3月期の配当予想も1株当たり40円としており、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
株式会社 昭和システムエンジニアリングは、DXの推進や既存事業の維持・拡大に注力しています。大手企業を中心に堅調な受注環境が続いており、今後も安定的な業績拡大が期待できそうです。また、社内デジタル基盤の強化や働き方改革にも取り組み、持続的な成長を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社 昭和システムエンジニアリングは、ソフトウェア開発事業を中心に好調な業績を収めています。売上高、営業利益ともに2ケタ成長を実現し、高い収益性を維持している企業です。
今後もDXやデジタル基盤の強化などに取り組み、継続的な成長が期待できそうです。堅実な経営と株主還元にも力を入れており、投資家にも魅力的な銘柄と言えるでしょう。
株式会社 昭和システムエンジニアリングの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月13日に発表されました。また、2023年3月期の期末配当は1株当たり40円、2024年3月期も同水準を予定しており、株主還元にも力を入れています。引き続き安定的な業績と株主還元が期待できる企業といえるでしょう。