SBIグローバルアセットマネジメント株式会社の2023年12月期第3四半期決算が公表されました。過去最高の業績を記録した同社の決算内容について、分かりやすくご紹介します。
企業情報
企業名: SBIグローバルアセットマネジメント株式会社
証券コード: E05097
決算期: 3月期
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算期間は2023年4月1日から2023年12月31日までとなります。
主な事業
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、アセットマネジメント事業とファイナンシャル・サービス事業の2つのセグメントで事業を展開しています。アセットマネジメント事業では、投資信託の運用・販売を手がけており、特にインデックスファンドの運用残高が大幅に拡大しています。ファイナンシャル・サービス事業では、スポンサー関連のサービスや投資信託関連ツールの提供などを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比16.1%増の7,576百万円、経常利益が前年同期比11.5%増の2,007百万円と、いずれも過去最高を更新しました。売上高利益率は26.4%と高水準を維持しており、収益性の高い企業といえます。
売上・利益の推移
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも過去最高を更新しており、12期連続の増収、4期連続の増益と、順調な業績を残し続けています。特に経常利益は15期連続の増益と、高い収益力を示しています。
四半期連結貸借対照表について
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社の四半期連結貸借対照表は、総資産が18,170百万円、純資産が15,834百万円となっています。財務体質は自己資本比率86.4%と非常に健全です。
資産の部
資産の部では、流動資産が7,681百万円減少しましたが、固定資産が4,501百万円増加しています。固定資産の増加は主に投資有価証券の4,429百万円の増加によるものです。
負債の部
負債の部では、主に未払法人税等が2,388百万円減少しました。これは法人税等の確定納付と中間納税によるものです。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が647百万円減少しましたが、これは配当金の支払いによるものです。一方で、その他有価証券評価差額金が377百万円減少しました。
ROAとROE
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社のROA(総資産利益率)は前年同期比0.6ポイント増の11.0%と高水準を維持しています。また、ROE(自己資本利益率)は前年同期比0.9ポイント増の8.0%となっており、効率的な経営が行われています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,909百万円のプラスとなりました。これは主に税金等の支払いがあったものの、運用資金の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが4,804百万円のマイナスとなっており、有価証券の取得などに資金を充てています。
配当の支払額
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、2023年5月9日開催の取締役会において、1株当たり12.75円の期末配当を行うことを決議しました。また、2023年9月19日開催の取締役会において1株当たり8.50円の中間配当の支払いを決議しており、年間の配当額は21.25円となっています。
今後の展望
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、運用資産の拡大とともに、収益性の高いアセットマネジメント事業を中心に高い成長を続けることが期待されます。また、ファイナンシャル・サービス事業においても、新NISA関連の販売強化などによる業績の改善が見込まれます。今後も安定的な収益基盤と高い収益性を維持できると期待されます。
編集部のまとめ
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、過去最高の業績を達成した注目の企業です。収益性の高いアセットマネジメント事業を中心に、大幅な売上増と利益率の向上を実現しています。今後も安定した収益基盤と高い成長が期待されており、同社の株式は投資家にとって魅力的な選択肢の1つといえるでしょう。
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社の決算日や配当についてまとめました。
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社の決算日は3月31日です。2023年3月期は、年間配当21.25円と安定的な配当を行っています。今後も同社の収益力が高く、株主還元への積極的な姿勢が期待できる企業といえます。