日本ハウズイング株式会社の最新の決算報告書が公表されました。マンション管理事業や営繕工事業などが好調に推移し、売上高は前年同期比5.0%増の109,131百万円となりました。一方で、利益面では主に海外子会社の外注費や材料費の増加により、経常利益は前年同期比25.4%減の3,658百万円となりました。今後の展望としては、各事業の管理ストック拡充に注力していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 日本ハウズイング株式会社
証券コード: E05121
決算期: 3月期
日本ハウズイング株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
日本ハウズイング株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は通常、年4回行われており、第1四半期決算は8月、第2四半期(中間期)決算は11月、第3四半期決算は2月、期末(通期)決算は5月頃に発表されます。
主な事業
日本ハウズイング株式会社は、マンション管理事業、ビル管理事業、不動産管理事業、営繕工事事業の4つのセグメントを展開しています。マンション管理事業では、マンションの一括管理を行っており、ビル管理事業ではビルの清掃・警備・設備管理など、不動産管理事業ではリフォームなどを手がけています。営繕工事事業では大規模修繕工事やリニューアル工事を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比5.0%増の109,131百万円となりました。一方で、利益面では外注費や材料費の増加により、経常利益が前年同期比25.4%減の3,658百万円となりました。営業利益率は3.2%、経常利益率は3.4%となっています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は140,424百万円、103,981百万円、109,131百万円と推移しています。一方で、経常利益は4,761百万円、4,901百万円、3,658百万円となっており、利益面では前期から減少傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は75,548百万円となりました。主な内訳としては、現金及び預金が16,614百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が25,788百万円、土地が18,221百万円などとなっています。
負債の部
負債合計は31,059百万円となっています。主な内訳は、支払手形及び買掛金が12,709百万円、短期借入金が4,379百万円、未払費用が3,525百万円などとなっています。
純資産の部
純資産合計は44,489百万円となっています。主な内訳は、利益剰余金が38,121百万円、為替換算調整勘定が860百万円などとなっています。
ROAとROE
ROAは前期4.8%、当期3.3%と減少傾向にあります。これは利益の減少により総資産に対する収益性が低下したためです。一方、ROEは前期11.9%、当期7.6%と低下しており、自己資本利益率の改善が課題となっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが3,176百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△4,376百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが△1,713百万円のマイナスとなっています。
配当の支払額
当期の年間配当金は24円を予定しています。うち中間配当が12円、期末配当が12円の予定です。前期の年間配当金は24円でしたので、当期の配当は前期並みを維持する見通しです。
今後の展望
今後の展望としては、マンション管理事業やリフォーム事業などの管理ストック拡充に注力していくことが期待されます。海外子会社における外注費や材料費の増加が利益に影響しているため、コスト管理の強化が課題となっています。さらに、市場の変化に対応した新サービスの開発などにも取り組んでいく必要があるでしょう。
編集部のまとめ
日本ハウズイング株式会社の決算は、売上高は前年同期比増加したものの、利益面では減少しました。管理ストック拡充に注力するほか、海外子会社の外注費や材料費増加への対応、新サービス開発などに取り組んでいくことが課題と言えます。一方で、安定した配当を継続しており、企業の成長力が期待されます。
日本ハウズイング株式会社の決算日や配当についてまとめました。
日本ハウズイング株式会社の決算日は3月31日で、年4回の決算発表を行っています。また、当期の年間配当金は前期並みの24円を予定しており、株主還元にも注力している企業だといえます。今後の業績向上に期待が高まります。