株式会社デジタルガレージは、デジタルマーケティング事業を中心に幅広い事業を展開している急成長企業です。第3四半期の業績は、収益27,542百万円、税引前四半期利益6,136百万円と大幅な増収増益を達成しています。優れた事業モデルと経営陣の強力なリーダーシップにより、中長期的な成長力も期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社デジタルガレージ
証券コード: 48190
決算期: 3月期
株式会社デジタルガレージの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社デジタルガレージの決算日は3月31日です。第3四半期の決算発表は2024年2月8日に行われました。
主な事業
株式会社デジタルガレージは、Eコマース(EC)や対面店舗などBtoC商取引に必要不可欠なクレジットカード決済をはじめ、QRコード決済やコンビニ決済等の幅広い電子決済手段を提供する「決済プラットフォーム事業」と、インターネットとリアルを融合したデジタルマーケティングを展開する「マーケティング事業」を中心に事業を展開しています。決済事業とデジタルマーケティングの連携強化に注力しており、今後の事業拡大が期待されます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、収益27,542百万円、税引前四半期利益6,136百万円と大幅な増収増益を達成しました。これは決済事業やデジタルマーケティング事業が堅調に推移したことに加え、前年同期に計上した投資先の公正価値評価損の反動によるものです。利益率も大きく改善し、税引前四半期利益率は22.3%となりました。
売上・利益の推移
株式会社デジタルガレージは、2023年3月期第3四半期以降、収益と利益が大幅に改善しています。収益は前年同期比23.3%増の27,542百万円、税引前四半期利益は前年同期の11,858百万円の損失から6,136百万円の黒字に転換しました。これは、決済事業やデジタルマーケティング事業の好調な業績に加え、投資先の公正価値評価損の反動によるものです。今後も、同社の事業モデルの強さと経営陣の手腕により、さらなる業績拡大が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社デジタルガレージの四半期連結貸借対照表をみると、資産合計234,923百万円、負債合計154,299百万円、純資産合計80,624百万円となっています。主な変動は、現金及び現金同等物が9,406百万円増加、営業債権及びその他の債権が4,146百万円増加、社債及び借入金が14,435百万円増加したことなどです。財務基盤は安定的に推移していると評価できます。
資産の部
資産の部では、流動資産162,955百万円、非流動資産71,968百万円となっています。流動資産の増加は現金及び現金同等物の増加が主因です。一方、非流動資産は微増にとどまりました。
負債の部
負債の部では、流動負債91,608百万円、非流動負債62,691百万円となっています。流動負債の増加は主に社債及び借入金の増加によるものです。非流動負債についても同様の理由で増加しています。
純資産の部
純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分78,361百万円、非支配持分2,263百万円となっています。利益剰余金が増加し、自己株式の取得により減少しているものの、全体としては前期末から1,348百万円減少しました。
ROAとROE
株式会社デジタルガレージのROA(総資産利益率)は、前期末の4.1%から大幅に改善し、当第3四半期は年率換算で8.4%となりました。ROE(自己資本利益率)も前期末の13.4%から18.1%に上昇しています。これは業績の大幅な改善と資産効率の向上によるものです。今後も高い収益性を維持し、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。
キャッシュフロー
株式会社デジタルガレージのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは4,096百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは1,458百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは6,722百万円の収入となっています。手元流動性は良好で、将来の事業展開に活用できる十分な資金を確保できている状況です。
配当の支払額
株式会社デジタルガレージは、2023年6月に1株当たり37円の期末配当を実施しました。この配当は前期の35円から2円増配となっており、業績の回復に伴い株主還元も強化されていることがわかります。今後も安定的な配当を続けていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社デジタルガレージは、決済事業とデジタルマーケティング事業を中核に据え、新たな成長分野の開拓にも注力しています。今後は、決済プラットフォームの機能強化やDX支援サービスの拡充、新事業の創出などにより、持続的な成長を目指していく方針です。急速に変化するデジタル化の潮流を捉え、強靭な事業基盤を構築することで、中長期的な企業価値の向上につなげていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社デジタルガレージは、決済事業とデジタルマーケティング事業を中核に据え、先進的な技術やサービスを提供することで高成長を続けています。第3四半期の業績は大幅な増収増益となり、ROAやROEなどの収益性指標も大幅に改善しています。今後も、同社の強みを活かしつつ、新たな事業領域の開拓にも注力することで、持続的な成長が期待できそうです。株主還元も強化されており、同社の株式は投資の魅力が高いと言えるでしょう。
株式会社デジタルガレージの決算日や配当についてまとめました。
株式会社デジタルガレージの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月8日に発表されました。また、2023年6月には1株当たり37円の期末配当を実施しており、業績回復に伴い株主還元も強化されています。今後も高い収益性と成長性を維持し、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。