株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓの最新の決算報告書を分析しました。高い成長性が期待されるコンサルティング事業やテクノロジーソリューション事業が好調で、今後の 収益拡大が期待できそうです。 また、第三者割当増資を実施し、財務体質が強化されたことも注目ポイントです。さらに、株主還元策としての配当にも期待がかかっています。総合的に見て、この企業は着実な成長を遂げつつあり、投資家の注目を集めそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓ
証券コード: 48330
決算期: 3月期
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓの決算は毎年3月31日が期末となっています。したがって、第3四半期の決算報告書が公表されたということは、2023年12月31日時点での業績を示したものになります。
主な事業
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓは、コンサルティング事業とテクノロジーソリューション事業の2つの事業を展開しています。コンサルティング事業では、企業の経営戦略立案やDX推進などを手掛け、テクノロジーソリューション事業では、ITエンジニアの派遣などを行っています。この2つの事業を通じて、企業の経営課題解決を総合的にサポートする総合コンサルティング会社として注目されています。
今期の業績と利益率は？
今期第3四半期累計期間の売上高は409,209千円と前年同期比で21.6%減少しましたが、営業損失は219,397千円と大幅に改善しました。また、経常損失は230,831千円と、前年同期の315,105千円から大幅に縮小しています。これは、収益性の高いコンサルティング事業やテクノロジーソリューション事業の伸長によるものと見られます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は2022年度620,411千円、2023年度第3四半期累計409,209千円となっています。一方、経常損失は2022年度420,360千円、2023年度第3四半期累計230,831千円と、徐々に改善傾向にあります。これは、重点事業であるコンサルティング事業とテクノロジーソリューション事業の成長が寄与しているものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓの2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は901,947千円となっています。前事業年度末から279,891千円の増加となっており、財務体質の強化が進んでいます。
資産の部
資産の部では、流動資産が828,864千円と大幅に増加しています。これは主に、第三者割当増資による現金及び預金の増加229,419千円が要因です。一方で、固定資産は73,082千円とほとんど変化がありません。
負債の部
負債の部では、流動負債が83,114千円となっています。前事業年度末から10,394千円増加しており、主な要因は未払費用の増加5,340千円や未払消費税等の増加15,037千円などです。
純資産の部
純資産の部では、817,994千円となっています。前事業年度末から269,497千円増加しており、これは第三者割当増資による資本金と資本剰余金の増加が主な要因です。
ROAとROE
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ ＨｏｌｄｅｒｓのROAは前事業年度末時点で-83.9%、ROEは-95.0%となっています。これらの指標は改善傾向にあり、財務体質の強化と収益性の向上が進んでいるといえます。今後も、コンサルティング事業とテクノロジーソリューション事業の成長によって、さらなる収益力の向上が期待されます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローについては、当第３四半期累計期間における営業キャッシュ・フローのマイナス230,625千円が主な特徴となっています。これは、四半期純損失の計上によるものですが、一方で第三者割当増資による499,992千円の収入も計上されており、財務面での体質強化が進んでいることがわかります。今後は、収益性の改善によってキャッシュ・フローの黒字化も期待できそうです。
配当の支払額
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓは、過去3年間無配となっています。現在は成長投資に注力している段階ですが、今後の収益力向上と財務体質の改善を背景に、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓは、コンサルティング事業とテクノロジーソリューション事業の2つの事業を中心に、企業の経営課題解決に取り組んでいます。これらの事業は、企業活動への支援ニーズが高く、今後も堅調な需要が期待される分野です。特に、DX支援やITエンジニアの派遣などのサービスが重要となるため、同社の事業成長が期待されます。財務体質の改善と収益力の向上により、株主還元策の拡充も見据えられるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓは、コンサルティング事業とテクノロジーソリューション事業を成長の柱として、企業の経営課題解決に取り組んでいます。第3四半期決算では、売上高は減少したものの、営業損失と経常損失は改善傾向にあり、収益性の向上が期待されます。また、財務体質の強化にも取り組んでおり、今後の業績拡大と株主還元の実現が望めそうです。
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓの決算日や配当についてまとめました。
株式会社Ｓｕｃｃｅｓｓ Ｈｏｌｄｅｒｓの決算日は毎年3月31日となっています。過去3年間は無配でしたが、今後の収益力の向上と財務体質の改善により、株主還元策の検討が期待されます。企業の成長と株主還元のバランスに注目しながら、同社の動向を見守っていきたいと思います。
