株式会社サイフューズは、再生医療、創薬支援、デバイスの3つの事業を展開する注目の企業です。最新の決算では、売上が前期比52%増加するなど、事業の成長が顕著です。同社の強みは、高度な技術力を活かした革新的な製品開発にあり、今後さらに飛躍が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社サイフューズ
証券コード: 48920
決算期: 12月
株式会社サイフューズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社サイフューズは、12月決算の企業です。毎年5月に第1四半期決算を、8月に第2四半期決算を、11月に第3四半期決算を、そして翌年の5月に本決算を発表しています。
主な事業
株式会社サイフューズは、再生医療、創薬支援、デバイスの3つの事業を展開しています。独自のプラットフォーム技術を活かし、革新的な3D細胞製品の開発や、再生医療等製品の実用化に取り組んでいます。また、これらの技術を搭載した自動化装置の開発・販売にも力を入れており、同社の基盤技術の普及と新たな価値創出を目指しています。
今期の業績と利益率は?
直近の決算では、売上高が前期比52%増加の10,745千円となりました。一方で、研究開発投資などにより営業損失は229,949千円となっています。利益率は低下傾向にありますが、これは同社が積極的に新製品開発に取り組んでいるためです。今後は、新製品の販売拡大により収益性の向上が期待されます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常損益の推移をみると、売上高は増加傾向にあるものの、経常損失も拡大してきました。これは、同社が再生医療等製品の開発に注力しているためです。研究開発投資の増加により短期的には利益が圧迫されていますが、将来的な事業拡大につながると考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社サイフューズの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,903,842千円となっています。主な内訳は、現金及び預金が3,682,535千円、有形固定資産が163,777千円などです。一方、負債は908,551千円で、短期借入金が450,000千円が主な項目です。
資産の部
同社の資産は現金及び預金が3,682,535千円と大きな割合を占めています。これは、事業の成長に備えた手元流動性の確保と考えられます。また、有形固定資産も163,777千円あり、研究開発や製造設備への投資が進んでいることがわかります。
負債の部
負債は908,551千円と比較的低水準です。主な内訳は短期借入金450,000千円で、事業資金の一部を外部から調達しているものと思われます。今後も健全な財務体質を維持していくことが重要です。
純資産の部
純資産は2,995,290千円となっており、自己資本比率は76.4%と高水準を保っています。これは、株式の発行などにより資本が着実に蓄積されてきた結果だと考えられます。今後も財務の健全性を維持しながら、事業の成長を目指していくことが期待されます。
ROAとROE
株式会社サイフューズのROA(総資産回転率)は5.8%、ROE(自己資本利益率)は7.5%となっています。これらの指標は低水準にあるものの、積極的な研究開発投資により今後の事業成長が期待できます。今後は、こうした投資の成果が出てきて収益性の向上が見込まれます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、財務活動によるキャッシュ・フローは正の値となっています。これは、研究開発投資に多くの資金を充当している一方で、外部からの資金調達も行っていることを示しています。今後は、新製品の販売拡大により営業キャッシュ・フローが改善されることが期待されます。
配当の支払額
株式会社サイフューズは、創業以来、配当を実施していません。成長過程にある同社は、内部留保を活用して研究開発投資や設備投資に充てることで、中長期的な企業価値の向上を目指しています。したがって、株主還元よりも事業成長への投資を優先しているのが同社の方針と言えます。
今後の展望
株式会社サイフューズは、再生医療、創薬支援、デバイスの各事業において革新的な製品開発に注力しています。特に再生医療分野では、パイプラインの開発が順調に進捗しており、今後の事業拡大が期待されます。また、独自のプラットフォーム技術を活かした3D細胞製品の販売も好調に推移しています。
今後は、こうした新製品の上市や、パートナー企業との協業により、同社の収益力と企業価値の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社サイフューズは、再生医療、創薬支援、デバイスの3つの事業を展開する注目の企業です。最新の決算では、売上が前期比52%増加するなど、事業の成長が顕著です。同社の強みは、高度な技術力を活かした革新的な製品開発にあり、今後さらに飛躍が期待されます。
研究開発投資が先行して収益性が低下している状況ですが、新製品の販売拡大による収益力の向上が見込まれます。引き続き同社の動向に注目していきましょう。
株式会社サイフューズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社サイフューズは12月決算の企業で、毎年5月に第1四半期決算、8月に第2四半期決算、11月に第3四半期決算、そして翌年の5月に本決算を発表しています。
また、配当については、創業以来実施していません。成長段階にある同社は内部留保を活用して研究開発投資に充てることで、中長期的な企業価値の向上を目指しているものと考えられます。