クオリプス株式会社の第8期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

クオリプス株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書の内容をご紹介します。当社は再生医療分野の企業で、主にiPS細胞を使った治療薬の研究開発を行っています。今期は大阪大学との医師主導治験の進捗や、米国拠点の設置など、着実な成果を残しています。売上高は1.5億円、経常損失は5億円と赤字ですが、研究開発投資を積極的に行っており、着実に事業を拡大させている様子がうかがえます。今後の成長に期待が高まりますね。

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企業情報

企業名: クオリプス株式会社
証券コード: 48940
決算期: 2023年12月期

クオリプス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

クオリプス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算に当たる今回の決算は2023年12月31日時点のものになります。

主な事業

クオリプス株式会社は、ヒトiPS細胞を用いた再生医療製品の研究開発を主な事業としています。具体的には、虚血性心疾患や拡張型心筋症など、心臓疾患を対象としたiPS細胞由来の心筋細胞シートの開発に取り組んでいます。また、新しい治療薬となるオキシム誘導体YS-1301の研究開発も進めています。再生医療分野の第一人者としての地位を確立することが目標です。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は1.5億円、経常損失は5億円となっています。研究開発投資が先行しているため、当期は赤字となりましたが、将来的には製品化によって大きな収益が見込めると期待されています。利益率はマイナスですが、成長途上の企業としては妥当な水準だと言えるでしょう。

売上・利益の推移

当社は前期までは個別決算を行っていましたが、今期より連結決算に移行しています。そのため、前年比較は行えませんが、当第3四半期の売上高は1.5億円、経常損失は5億円となっています。これまでは研究開発投資に注力してきた結果、赤字が続いていますが、今後の製品化によって大きな収益が期待できると考えられます。

四半期連結貸借対照表について

当社の四半期連結貸借対照表を見ると、6,233百万円の総資産を有しています。これは主に手元の5,614百万円の現金及び預金によるものです。一方、負債は193百万円と非常に少なく、6,040百万円の純資産を保有しています。財務体質は極めて健全であると言えるでしょう。

資産の部

当社の主要な資産は、5,614百万円の現金及び預金と、517百万円の有形固定資産となっています。研究開発に必要な設備投資を行うとともに、資金の留保にも積極的に取り組んでいるようです。

負債の部

負債は193百万円と非常に少なく、未払金や預り金が主な内訳となっています。デットフリーに近い財務体質を維持しており、安定性が高いと評価できるでしょう。

純資産の部

純資産は6,040百万円と非常に高い水準にあります。これは、公募増資や新株予約権の行使などによる1,559百万円の資本金の積み上げが主な要因です。財務基盤が極めて強固であると言えるでしょう。

ROAとROE

当第3四半期のROA(総資産利益率)は-8.1%、ROE(自己資本利益率)は-8.3%となっています。赤字が続いていることから、収益性は低い水準にありますが、今後の製品化に期待が高まっています。長期的には研究開発投資の成果が実を結び、収益力の向上が見込めるのではないでしょうか。

キャッシュフロー

当第3四半期は営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっていますが、これは主に研究開発投資によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローもマイナスとなっており、設備投資に資金が充当されているようです。財務活動では株式の発行による収入があり、全体としては現金及び預金が5,614百万円と手元資金が潤沢な状況となっています。

配当の支払額

クオリプス株式会社は現在、創業期であり成長段階にあるため、配当の支払いは行っていません。今後、収益が安定的に確保できるようになれば、株主還元策としての配当実施も検討されるかもしれませんが、当面は研究開発投資に重点を置いていく方針のようです。

今後の展望

クオリプス株式会社は、虚血性心疾患やiPS細胞を活用した新たな治療法の研究開発に意欲的に取り組んでおり、着実に進展を遂げています。特に、大阪大学との医師主導治験では有効性と安全性の評価が進み、早期の製造販売承認申請が期待されています。さらに、米国での事業展開にも着手し、グローバルな展開を目指しています。今後の事業成長に大きな期待がかかっている企業だと言えるでしょう。

編集部のまとめ

クオリプス株式会社は、再生医療分野を中心とした革新的な医療技術の開発に取り組む企業です。iPS細胞を活用した心筋再生治療の実用化に向けて、大阪大学との共同研究を進めており、早期の製造販売承認申請を目指しています。また、オキシム誘導体による新薬開発にも取り組むなど、多角的な事業展開を図っています。現在は先行投資による赤字が続いていますが、将来的な収益拡大が期待できる企業だと評価できるでしょう。今後の事業展開と業績の推移に注目が集まっています。

クオリプス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

クオリプス株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算に当たる今回の決算は2023年12月31日時点のものになります。当社は創業期の企業であり、現在は研究開発投資に注力しているため、配当の実施は行っていません。今後、収益力が向上すれば、株主還元策としての配当の検討も期待されます。

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