アグロ・カネショウ株式会社の決算レポートが公開されました!農薬メーカーのアグロ・カネショウは、世界的な人口の増加に伴う食糧需要の拡大により、今後も順調な成長が期待されています。
今回の決算では、国内外の既存商品が好調に推移し、前年同期比で増収を達成しました。特に土壌消毒剤が好調で、業績をけん引しています。今後も新製品の開発や海外展開を強化し、持続的な成長を目指しています。
企業情報
企業名: アグロ・カネショウ株式会社
証券コード: 49550
決算期: 12月期
アグロ・カネショウ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アグロ・カネショウ株式会社の決算期は12月期です。毎年3月に翌期の決算短信が発表されます。
主な事業
アグロ・カネショウ株式会社は、農薬の製造・販売を主な事業としています。国内外の農業生産者に対し、害虫防除剤、病害防除剤、土壌消毒剤、除草剤などの製品を提供しています。
海外では、主力商品の登録拡大や新製品の開発に積極的に取り組み、グローバル展開を進めています。また、国内では最新の科学的知見に基づいた安全性の高い製品の開発にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は43億2千万円となり、前年同期比1.3%減となりました。一方、営業利益は4億6千万円、経常利益は4億3千8百万円と、前年同期比でそれぞれ21.1%減、31.5%減となりました。
利益率は前年同期を下回りましたが、引き続き高水準を維持しています。
売上・利益の推移
アグロ・カネショウの売上高は季節性があり、第1四半期と第2四半期が他の四半期に比べて高くなる傾向にあります。
直近の売上高推移を見ると、2023年12月期が156億5千万円、2024年3月期第1四半期は43億2千万円となっています。利益面でも、第1四半期と第2四半期が他の四半期に比べて高くなる傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第1四半期末の総資産は269億2千5百万円となり、前期末比1.2%減となりました。流動資産は214億2千8百万円、固定資産は54億9千7百万円です。流動資産の減少は主に現金及び預金の減少によるものです。
負債の部
負債合計は61億6千3百万円で、前期末比5.8%減となりました。流動負債は37億1千万円、固定負債は24億5千3百万円です。未払金の減少が主な要因です。
純資産の部
純資産は207億6千2百万円となり、自己資本比率は73.4%と高水準を維持しています。1株当たり純資産は1,649円86銭です。
ROAとROE
アグロ・カネショウのROA(総資産利益率)は6.2%、ROE(自己資本利益率)は7.3%となっています。前年同期と比較し、両指標とも若干低下しています。これは主に売上及び利益の減少によるものです。
今後は、新製品の投入や海外展開の強化などで収益力を高め、ROA、ROEの改善を目指します。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・インフローが2億4千5百万円、投資活動によるキャッシュ・アウトフローが1億7千4百万円、財務活動によるキャッシュ・アウトフローが2億9千万円となりました。
全体としては、22億4千万円の資金が減少しており、前期末比で17.7%の減少となっています。
配当の支払額
アグロ・カネショウは、株主への利益還元を重要な経営課題の一つと位置付けています。
当期の1株当たり年間配当金は17円を予定しています。前期と同額の水準を維持する予定です。
今後の展望
アグロ・カネショウは、持続可能な農業の実現に向けて、化学農薬の使用削減を目的とした新製品の開発や、環境にやさしい土壌消毒剤の普及に取り組んでいきます。
また、海外事業の拡大にも注力し、世界的な人口増加に伴う食糧需要の高まりに応えていく方針です。
これらの取り組みにより、中長期的な業績拡大と企業価値の向上を目指しています。
編集部のまとめ
アグロ・カネショウは、農薬の製造・販売を通じて持続可能な農業の実現に貢献しています。
今期の決算では、既存製品の好調な推移により、売上高は前年同期並みを確保できましたが、利益率は低下しました。
今後は新製品の開発や海外展開の強化で収益力を高め、株主還元を維持しつつ企業価値の向上を目指していきます。
アグロ・カネショウ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アグロ・カネショウ株式会社の決算期は12月期で、毎年3月に翌期の決算短信が発表されます。配当金は1株当たり17円を予定しており、前期と同額を維持する予定です。
今後も持続可能な農業の実現に向けた取り組みを進め、収益力を高めていくことが期待されます。