コニシ株式会社の第99期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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コニシ株式会社(証券コード:4960)の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比10.6%増の1,008億円と好調を維持しており、営業利益は59.0%増の82億円と大幅に増加しています。主力の接着剤事業や工事事業の取り組みが順調に推移しており、コニシ株式会社の業績は堅調に推移しているといえるでしょう。

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企業情報

企業名: コニシ株式会社
証券コード: 4960
決算期: 2023年3月31日期

コニシ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

コニシ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算発表は毎年2月頃に行われます。今回の決算発表は2024年2月9日に行われました。

主な事業

コニシ株式会社は接着剤や化学製品の製造・販売を主な事業としています。建築・土木・自動車関連向けの産業用接着剤、一般家庭用のDIY接着剤など、幅広い製品を展開しています。また、工事事業にも力を入れており、公共事業や民間の補修・改修工事などを手掛けています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高1,008億円(前年同期比10.6%増)営業利益82億円(同59.0%増)と大幅な増収増益となりました。主力のボンド事業における原価改善や新製品投入などの取り組みが奏功し、営業利益率は8.2%と高い水準を維持しています。

売上・利益の推移

コニシ株式会社の業績は近年着実に成長しています。2023年3月期は売上高1,079億円、営業利益107億円と過去最高を記録しました。今期も引き続き堅調な業績推移が期待できるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

コニシ株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比71億円増の1,400億円となっています。負債は504億円と46億円増加しましたが、自己資本比率は55.7%と安定した財務体質を維持しています。

資産の部

総資産は1,400億円で、うち流動資産が960億円、固定資産が439億円となっています。主な増加は電子記録債権32億円増、投資有価証券26億円増などです。

負債の部

負債合計は571億円で、流動負債が504億円、固定負債が66億円となっています。支払手形及び買掛金が58億円増加したことが主な要因です。

純資産の部

純資産は828億円となっており、前期末比13億円増加しています。その他有価証券評価差額金が16億円増加したことが主な要因です。

ROAとROE

ROAは前期末の5.9%から6.1%に上昇、ROEは前期末の10.3%から9.0%と若干低下しました。事業の拡大と効率化を進めることで、収益力と資本効率の向上が期待されています。

キャッシュフロー

第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動で40億円のプラスを確保しつつ、投資活動で53億円のマイナスとなり、全体では36億円の減少となっています。設備投資や自己株式取得を積極的に行いながらも、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移しています。

配当の支払額

コニシ株式会社は株主還元に力を入れており、年2回の配当を実施しています。第2四半期末には27円の中間配当を実施しており、通期の年間配当は54円を予定しています。株主還元の強化に努めています。

今後の展望

材料価格高騰などのリスクは残るものの、ボンド事業や工事事業の好調さが続くと見込まれます。また、新工場の稼働やDX投資など、さらなる生産性向上と業容拡大に向けた取り組みを強化しています。2024年度には過去最高益を更新する可能性もあり、コニシ株式会社の業績は今後も好調に推移するとみられます。

編集部のまとめ

コニシ株式会社は接着剤事業と工事事業を両輪に成長を遂げてきました。2023年12月期第3四半期も売上高、営業利益ともに前年同期を大幅に上回り、高い収益力を維持しています。中期的な成長戦略として、新工場の稼働や生産性向上、海外事業の拡大など、さらなる事業基盤の強化に取り組んでいます。株主還元にも力を入れており、今後の業績拡大とともに株価上昇への期待も高まるでしょう。

コニシ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

コニシ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算が毎年2月頃に発表されています。株主還元にも力を入れており、中間配当27円、期末配当27円の年間54円の配当を実施する予定です。業績好調を背景に、今後の株主還元の強化にも注目が集まっています。

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