日本高純度化学株式会社の第53期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本高純度化学株式会社の決算が発表されました。電子部品や半導体分野で高品質な製品を提供する同社は、この度の決算で売上高が減少したものの、収益性の高い事業構造を維持しました。顧客の需要動向に合わせた生産調整を行いつつ、製品の安定供給と品質の向上に取り組んでいる同社の業績は堅調と言えるでしょう。今後の成長に期待がかかっている企業といえます。

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企業情報

企業名: 日本高純度化学株式会社
証券コード: 49730
決算期: 3月期

日本高純度化学株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本高純度化学株式会社の決算期は3月期で、年4回の四半期決算を行っています。今回の四半期報告書は2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期の業績を報告したものです。

主な事業

日本高純度化学株式会社は、電子部品業界向けの高品質なめっき薬品を製造・販売しています。プリント基板、半導体パッケージ基板、コネクター、リードフレームなどの電子部品に使用される高純度なめっき薬品を中心に事業を展開しています。高度な品質管理体制と顧客ニーズに合わせた製品開発力が強みで、電子機器のさらなる小型化・高性能化に貢献しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は8,721百万円と前年同期比で33.7%減となりました。スマートフォンやパソコン向けのプリント基板・半導体搭載基板用めっき薬品の販売が低迷したことが主な要因です。一方で、営業利益は285百万円経常利益は479百万円と、利益率は高水準を維持しています。顧客ニーズに合わせた生産調整を行いつつ、収益性の高い事業構造が業績を下支えしています。

売上・利益の推移

日本高純度化学株式会社は、長年にわたり高い収益性を維持してきました。過去3年間の売上高は概ね16,000百万円前後で推移し、経常利益率は4%前後と安定しています。内部留保を活かしながら、新製品開発や設備投資に積極的に取り組み、顧客ニーズに応えてきた成果が現れていると評価できるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

日本高純度化学株式会社は四半期連結財務諸表を作成しておらず、個別の四半期財務諸表を開示しています。2023年12月31日時点の総資産は16,703百万円純資産は14,229百万円となっています。健全な財務基盤を維持しながら、積極的な設備投資や研究開発に取り組む体制が整っています。

資産の部

流動資産は7,752百万円と前期末比79百万円減少しましたが、これは主に売掛債権の回収に伴う現金及び預金の増加と、製品在庫の増加などによるものです。固定資産は8,950百万円と前期末比1,171百万円増加しており、投資有価証券の時価上昇が寄与しています。

負債の部

負債総額は2,474百万円と前期末比368百万円増加しています。流動負債は246百万円と前期末比8百万円の増加、固定負債は2,228百万円と前期末比359百万円の増加となっています。主な増加要因は、投資有価証券の評価差額に係る繰延税金負債の増加です。

純資産の部

純資産は14,229百万円と前期末比724百万円の増加となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金の増加によるものです。株主資本は9,311百万円と、自己資本比率は84.7%と非常に健全な水準を維持しています。

ROAとROE

日本高純度化学株式会社のROA(総資産利益率)は過去3年間、4%前後で推移しており、安定した収益性を示しています。また、ROE(自己資本利益率)も5%前後の水準を維持しています。高い自己資本比率と並行して、資産効率の改善にも取り組んでおり、株主価値の向上にも努めています。

キャッシュフロー

同社の四半期キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、過去の実績から、営業活動によるキャッシュ・フローは概ね安定的な水準を維持しているものと考えられます。投資活動については、設備投資や研究開発に積極的に取り組んでおり、財務活動では配当支払いなどが行われていると推測されます。財務基盤は健全に維持されていると評価できます。

配当の支払額

日本高純度化学株式会社は、株主への利益還元を重視しており、過去3年間、1株当たりの年間配当金は80円を維持してきました。当期第3四半期累計期間の配当金総額は460百万円となっています。安定した収益力と財務体質を背景に、今後も株主への利益還元に取り組むことが期待されます。

今後の展望

電子部品業界を取り巻く環境は依然として不透明ですが、日本高純度化学株式会社は、顧客ニーズに合わせた製品開発と高品質な製品の安定供給に注力し、収益性の維持に努めていきます。また、設備投資や研究開発を通じて、新技術の開発や用途の拡大に挑戦し、持続的な成長を目指していく方針です。今後の事業展開に期待が寄せられています。

編集部のまとめ

日本高純度化学株式会社は、電子部品業界の中でも高い収益性を維持しながら安定した事業運営を続けています。当第3四半期の業績は市場環境の影響を受けて減収となりましたが、効率的な生産体制と高品質な製品供給力が収益力を支えています。今後も顧客ニーズに合わせた新製品開発を進め、成長性と収益性のバランスを取りながら企業価値の向上に取り組むことが期待されます。

日本高純度化学株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本高純度化学株式会社は3月決算の企業で、年4回の四半期決算を行っています。当期の第3四半期決算では、売上高は前年同期比で33.7%減となりましたが、営業利益率は高水準を維持しています。健全な財務基盤の下、株主還元として年間配当金80円を支払っており、今後も安定配当の継続が期待されます。

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