新田ゼラチン株式会社の第85期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

新田ゼラチン株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が公開されました。同社は医療や食品業界などにコラーゲン関連商品を提供する老舗企業で、今期の業績は売上高、利益ともに増加傾向にあります。売上高は前年同期比2.6%増の30,057百万円、経常利益は18.0%減の1,712百万円となりました。一方で減損損失の計上により、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,610百万円を計上しています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 新田ゼラチン株式会社
証券コード: 49770
決算期: 3月期

新田ゼラチン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

新田ゼラチン株式会社の決算日は3月31日です。決算書の提出期限は4月30日までとなっています。そのため、同社の3月期決算に関する有価証券報告書は、毎年5月頃に公表されます。さらに四半期決算報告書は、1Q、2Q、3Qの期末日から45日以内に開示されることになっています。

主な事業

新田ゼラチン株式会社は、医療、食品、化粧品などさまざまな業界にコラーゲン関連の商品を提供する企業です。同社の主力製品は、ゼラチンやコラーゲンペプチドなど、これらを原料とする付加価値の高い機能性素材です。グローバルに事業を展開しており、国内外の大手企業との取引も多数あります。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期累計の業績は、売上高は30,057百万円と前年同期比2.6%増となりました。一方で、営業利益は1,541百万円と前年同期比24.8%減少しています。これは、米国子会社での生産性の悪化により減益となったためです。経常利益は1,712百万円と18.0%減、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,610百万円を計上しています。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高は、2022年3月期が39,186百万円、2023年3月期が39,186百万円、2024年3月期3Q累計が30,057百万円となっています。利益面では、2022年3月期の経常利益が2,248百万円、2023年3月期が2,089百万円と推移しています。2024年3月期3Q累計では1,712百万円と減益となっています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は40,130百万円で、前期末比1,484百万円減少しています。負債は18,375百万円と前期末比982百万円減少し、純資産は21,754百万円となっています。自己資本比率は44.6%と健全な水準を維持しています。

資産の部

流動資産は前期末比409百万円増加の25,785百万円となりました。一方、固定資産は1,893百万円減少の14,344百万円となっています。これは主に有形固定資産が減少したことによります。

負債の部

流動負債は1,325百万円減少の11,385百万円、固定負債は343百万円減少の6,989百万円となりました。短期借入金や未払法人税等が減少したことが主な要因です。

純資産の部

純資産は前期末比502百万円減少の21,754百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失1,610百万円の計上などにより、利益剰余金が減少しています。一方で、為替換算調整勘定が増加しています。

ROAとROE

2023年3月期では、ROAが5.4%、ROEが8.3%となっていました。2024年3月期3Q時点のデータがないため、最新の情報は不明です。ただし、減損損失の計上などにより当期純損失が発生していることから、両指標は前期を下回る可能性があります。収益性の改善に向けて、同社は生産性向上や経営効率化に注力していく必要があると考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの状況については開示されていません。ただし、営業活動によるキャッシュフローは概ね安定的に推移していると見られます。一方で、投資活動によるキャッシュアウトが大きくなっている可能性があり、財務体質の強化に向けてさらなる改善が求められます。

配当の支払額

2023年6月期の年間配当金は17.00円、2023年12月期の中間配当金は8.00円となっています。同社は増配を継続しており、株主還元の強化に努めています。今後も安定的な配当を維持していくことが期待されます。

今後の展望

新田ゼラチン株式会社は、長期ビジョンとして「コラーゲンを通じて人々のQOL向上に貢献」することを掲げています。そのための具体策として、ゼラチンの汎用品から付加価値の高いコラーゲンペプチドへのシフトを進め、成長市場への経営資源の集中を進めていきます。また、足元の課題であるコスト増への対応にも取り組んでいく方針です。中長期的には高収益企業への変革を目指しています。

編集部のまとめ

新田ゼラチン株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、減損損失の計上により最終的な利益は減少しましたが、売上高は前年同期比で増加しています。同社はコラーゲン関連事業を中核とする企業で、今後はコラーゲンペプチドなどの高付加価値製品の拡大に注力し、収益性の向上を目指していきます。株主還元面でも安定的な配当を維持しており、同社の成長が期待されます。

新田ゼラチン株式会社の決算日や配当についてまとめました。

新田ゼラチン株式会社の決算日は3月31日で、有価証券報告書の提出期限は4月30日までとなっています。また、同社は毎年6月と12月に中間配当と期末配当を実施しており、2023年12月期の年間配当金は17.00円を予定しています。今後も安定的な配当が期待できる企業と言えるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました