ＯＡＴアグリオ株式会社(49790)の2024年3月期第1四半期決算報告が公開されました。売上高は80億39百万円、営業利益は8億94百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億14百万円と前年同期に比べて減少しておりますが、依然として良好な収益状況を維持しています。今後も農薬や肥料・バイオスティミュラントなどのアグリテクノ製品の販売拡大を目指しています。
企業情報
企業名: ＯＡＴアグリオ株式会社
証券コード: 49790
決算期: 12月期
ＯＡＴアグリオ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＯＡＴアグリオ株式会社の決算期は12月期で、2024年5月10日に2024年3月期第1四半期の決算報告書を提出しました。
主な事業
ＯＡＴアグリオ株式会社は、農薬、肥料、バイオスティミュラントなどの アグリテクノ製品の研究開発、製造、販売を行う企業です。特に自社研究開発から生み出される最先端の製品を強みとしており、世界各国で販売網を拡大しながら事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
2024年3月期第1四半期の売上高は80億39百万円、営業利益は8億94百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億14百万円でした。前年同期に比べて減少しているものの、売上高営業利益率は11.1%、売上高当期純利益率は8.9%と依然として高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去1年の売上高は2023年12月期が289億88百万円、2024年3月期第1四半期が80億39百万円と推移しており、営業利益も同様に2023年12月期が38億円、2024年3月期第1四半期が8億94百万円と推移しています。前年同期比では減少していますが、概して安定した業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
ＯＡＴアグリオ株式会社の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産は367億27百万円となっています。前連結会計年度末と比べて27億27百万円増加しました。
資産の部
資産の部では、流動資産が219億8百万円、固定資産が148億19百万円となっています。主な増加要因は売掛金の増加や仕掛品の増加です。
負債の部
負債の部では、流動負債が165億76百万円、固定負債が43億44百万円となっています。主な増加要因は支払手形及び買掛金の増加です。
純資産の部
純資産の部では、158億7百万円となっています。前連結会計年度末と比べて9億34百万円増加しました。主な増加要因は利益剰余金の増加と為替換算調整勘定の増加です。
ROAとROE
2024年3月期第1四半期のROAは2.9%、ROEは4.6%となっています。前年同期と比べてROAは減少しましたが、ROEは横ばいで推移しています。これは営業利益や純利益が減少したものの、自己資本が増加したことによるものと考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成は行っていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で減少したと推測されます。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローや財務活動によるキャッシュ・フローについては、設備投資や借入金などの動向に注目していく必要があります。
配当の支払額
2024年2月26日の取締役会で、1株当たり55円の配当を行うことが決議されました。これにより、配当金の総額は565百万円となります。前年同期の配当金(1株当たり45円)と比べて増加しており、株主還元を重視する経営姿勢が窺えます。
今後の展望
ＯＡＴアグリオ株式会社は、2024年2月に「さらなる成長への積極投資」と題した新中期経営計画(2024-2026年)を発表しました。研究開発投資を強化し、2030年に向けた企業ビジョンの実現に取り組んでいきます。今後も安定した収益基盤を維持しつつ、世界の農業の課題解決に寄与できる製品開発を目指していきます。
編集部のまとめ
ＯＡＴアグリオ株式会社の2024年3月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに減少したものの、依然として高い収益性を維持しています。研究開発への投資を加速させ、持続的な成長を目指す新中期経営計画の発表など、同社の積極的な経営姿勢が窺えます。今後も農業分野での課題解決に資する製品提供を通じて、企業価値の向上に取り組んでいくと期待されます。
ＯＡＴアグリオ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＯＡＴアグリオ株式会社の決算期は12月期で、2024年5月10日に2024年3月期第1四半期の決算報告書を提出しました。また、2024年2月26日の取締役会で、1株当たり55円の配当を行うことが決議され、配当金の総額は565百万円となりました。今後も安定的な収益基盤の維持と株主還元に努めていくものと期待されます。
