サンケイ化学株式会社の2024年5月期第2四半期の決算状況をお伝えいたします。売上高は3,371百万円と前年同期に比べて3.8%減少しましたが、営業利益は210百万円と16.5%増加、経常利益は285百万円と30.0%増加するなど、全体として良好な業績を収めることができました。
企業情報
企業名: サンケイ化学株式会社
証券コード: E01009
決算期: 11月
サンケイ化学株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
サンケイ化学株式会社の決算日は11月30日です。第2四半期は2024年5月31日までの期間となります。
主な事業
サンケイ化学株式会社は、農薬の製造販売を主な事業としています。
具体的には、水稲用殺虫剤、園芸用殺虫剤、食品由来物質を用いた殺虫剤などの自社開発品や、環境と樹木への負荷を軽減した樹幹注入剤などを製造・販売しています。
また、総合防除による環境保全型農業の推進や、森林や公園、ゴルフ場などの緑化防除事業、不快害虫防除薬剤の開発と防除事業にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高3,371百万円、営業利益210百万円、経常利益285百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益223百万円と、全体として良好な結果となりました。
営業利益率は6.2%、経常利益率は8.5%と、前年同期に比べて改善されています。
売上・利益の推移
過去3期の売上高や利益の推移を見ると、売上高は3,371百万円~3,503百万円の範囲で推移しています。
一方で、営業利益は180百万円~210百万円、経常利益は219百万円~285百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は174百万円~223百万円と、着実に増加してきています。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日時点の四半期連結貸借対照表では、総資産が8,525百万円となり、前連結会計年度末から982百万円の増加となりました。
負債は5,185百万円で861百万円増加、純資産は3,340百万円で120百万円増加しています。
資産の部
流動資産は6,182百万円と大幅に増加しています。これは主に受取手形及び売掛金、電子記録債権の増加によるものです。一方、固定資産は2,343百万円と微減しました。
負債の部
流動負債は2,696百万円と大幅に増加し、固定負債も2,489百万円と増加しています。これらは主に支払手形及び買掛金、長期借入金の増加によるものです。
純資産の部
純資産は3,340百万円となり、前期末から120百万円増加しました。利益剰余金の増加が主な要因です。
ROAとROE
ROAは前年同期比で改善し、約3.3%となりました。これは、営業利益の増加や総資産の効率的な活用などが要因です。
一方、ROEも前年同期比で上昇し、約6.7%となりました。自己資本の効率的な活用と利益率の改善が寄与しています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローが123百万円のマイナスとなったものの、投資活動によるキャッシュ・フローが41百万円のプラス、財務活動によるキャッシュ・フローが185百万円のプラスとなり、現金及び現金同等物の期末残高は1,746百万円となりました。
配当の支払額
サンケイ化学株式会社は、2024年1月15日開催の取締役会で、1株当たり25円の期末配当を決議しています。この配当は、2023年11月30日を基準日として、2024年2月28日に支払われました。
今後の展望
サンケイ化学株式会社は、引き続き水稲用殺虫剤、園芸用殺虫剤、食品由来物質を用いた殺虫剤などの自社開発品に注力するとともに、総合防除による環境保全型農業の推進や緑化防除事業、不快害虫防除薬剤の開発と防除事業にも力を入れていく方針です。
今後も着実な業績の拡大が期待されます。
編集部のまとめ
サンケイ化学株式会社は、2024年5月期第2四半期において、売上高3,371百万円、営業利益210百万円、経常利益285百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益223百万円と、全体的に好調な業績を収めることができました。
今後も自社開発品の強化や環境保全型農業への取り組みなどを通じて、さらなる成長が期待されます。
サンケイ化学株式会社の決算日や配当についてまとめました。
サンケイ化学株式会社の決算日は11月30日で、第2四半期は2024年5月31日までの期間となります。
また、同社は2024年1月15日開催の取締役会で、1株当たり25円の期末配当を決議しており、2024年2月28日に支払われました。