クミアイ化学工業株式会社の決算が発表されましたね!化学製品や農薬の製造・販売などを手掛ける同社は、第1四半期の連結売上高が39,298百万円と前年同期比で8.1%減少しました。一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,488百万円と27.8%の減少となっています。
企業情報
企業名: クミアイ化学工業株式会社
証券コード: E00828
決算期: 10月期
クミアイ化学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
クミアイ化学工業株式会社の決算期は10月期で、通常第1四半期は11月1日~1月31日となっています。今回発表されたのは2023年11月1日~2024年1月31日の第1四半期の決算報告です。
主な事業
クミアイ化学工業株式会社は、農薬及び農業関連事業、化成品事業、その他の事業を行っています。農薬や化学製品の製造・販売が主な事業内容で、国内外の需要に応えるべく事業展開しています。
今期の業績と利益率は?
クミアイ化学工業の第1四半期の売上高は39,298百万円となり、前年同期比では8.1%の減少となりました。一方で、営業利益は2,942百万円と49.3%の減少、経常利益は3,565百万円で11.6%の減少と厳しい結果となっています。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,488百万円と、割合としては27.8%の減少にとどまっています。
売上・利益の推移
クミアイ化学工業の売上高は前年同期比で減少している一方で、利益は一定の水準を確保できています。コスト管理に努めた結果、営業利益率は7.5%と健全な状況が続いています。今後は、新製品の投入や海外市場での競争力強化などで、売上と利益の増加を目指していくものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
クミアイ化学工業の総資産は244,692百万円となり、前期末から17,753百万円増加しています。これは主に商品及び製品、受取手形、売掛金及び契約資産、投資有価証券の増加によるものです。一方、負債は104,396百万円と前期末から17,302百万円増加しており、短期借入金や支払手形及び買掛金が増加しています。
資産の部
クミアイ化学工業の流動資産は156,659百万円と前期末から14,664百万円増加しました。これは主に現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産、商品及び製品の増加によるものです。また、固定資産は88,033百万円と前期末から3,089百万円増加しています。
負債の部
クミアイ化学工業の流動負債は89,466百万円と前期末から17,778百万円増加しました。これは主に短期借入金、支払手形及び買掛金の増加によるものです。一方、固定負債は14,930百万円と前期末から574百万円減少しています。
純資産の部
クミアイ化学工業の純資産は140,295百万円となり、前期末から451百万円増加しました。為替換算調整勘定の増加などが主な要因です。自己資本比率は54.5%となっています。
ROAとROE
クミアイ化学工業のROA(総資産利益率)は年率換算で約4.6%、ROE(自己資本利益率)は年率換算で約7.1%となっています。前期からはROAが低下しているものの、一定の水準を維持できています。今後は収益性の向上に向けた取り組みが期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローの状況については詳細な情報が開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローの増加、投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローの減少が見られたものと推測されます。今後の設備投資や借入金の動向に注目が必要です。
配当の支払額
クミアイ化学工業は第1四半期連結累計期間において1株当たり27円の配当を実施しました。株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。今後も安定した配当政策の継続が期待されます。
今後の展望
クミアイ化学工業は、中期経営計画「Create the Future 〜できる。をひろげる〜」を策定し、企業価値の向上に向けて取り組んでいます。国内外の市場変化に対応しつつ、新製品の投入やDXの推進などで収益力の強化を目指していくと考えられます。引き続き注目していく必要がありますね。
編集部のまとめ
クミアイ化学工業の第1四半期決算は、売上高は減少したものの、一定の利益水準を確保できています。商品在庫や受取債権の増加などから総資産が増加する一方で、負債も増加しています。今後は中期経営計画の着実な遂行で、更なる収益力の向上が期待されます。
クミアイ化学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
クミアイ化学工業の決算期は10月期で、第1四半期は11月1日~1月31日となっています。また、同社は第1四半期において1株当たり27円の配当を実施しました。株主還元にも力を入れており、今後の業績に期待が高まります。