株式会社トリプルアイズの2023年9月期第1四半期の決算報告が注目を集めています。同社はAIやIoT、DXに関する開発事業を手がけており、最近ではGPUマシン販売事業も手がけるなど事業の幅を広げています。売上高は前年同期比63.3%増加し、好調な成長を示しました。一方で、将来の事業拡大に向けた先行投資による営業損失も計上されています。今後の事業展開に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社トリプルアイズ
証券コード: E37458
決算期: 8月期
株式会社トリプルアイズの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社トリプルアイズの決算期は8月期です。今回の決算は、2023年9月1日から2023年11月30日までの第1四半期連結決算となっています。
主な事業
株式会社トリプルアイズは、AIソリューション事業とGPUサーバー事業の2つの事業を展開しています。AIソリューション事業では、AIやIoT、DXに関する開発、WEBシステム開発、AIZE関連の請負開発などに取り組んでおり、GPUサーバー事業では、2023年9月1日にGPU/データセンター事業を手がける株式会社ゼロフィールドを子会社化し、サーバー販売・保守管理などの事業を行っています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高877,890千円(前年同期比63.3%増)、経常損失30,723千円(前年同期は経常損失9,306千円)となりました。AIソリューション事業の好調な推移とGPUサーバー事業の立ち上がりにより、売上高は大幅に増加しましたが、GPUサーバー事業の立ち上げコストなどから経常損失となりました。
売上・利益の推移
2023年8月期第1四半期では売上高は537,446千円、経常損失は9,306千円でしたが、当第1四半期では売上高が大幅に増加し、経常損失も拡大しています。GPUサーバー事業の立ち上がりが大きく寄与しており、今後の事業拡大に期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は4,312,116千円と前期末から2,009,469千円増加しています。主な要因は、株式会社ゼロフィールドの連結子会社化に伴う資産の増加です。負債合計は3,705,078千円と1,734,576千円増加し、純資産は607,038千円と274,892千円増加しています。
資産の部
流動資産は2,852,981千円、固定資産は1,459,135千円となっています。主な増加要因は、株式会社ゼロフィールドの連結子会社化に伴う商品及び製品、のれん、顧客関連資産の増加です。
負債の部
流動負債は2,288,490千円、固定負債は1,416,588千円となっています。主な増加要因は、株式会社ゼロフィールドの連結子会社化に伴う契約負債、前受金、借入金の増加です。
純資産の部
純資産合計は607,038千円となっています。主な増加要因は、第三者割当増資による資本金及び資本剰余金の増加です。
ROAとROE
当第1四半期連結会計期間末のROAは14.1%、ROEは14.4%となっています。株式会社ゼロフィールドの連結子会社化により資産が大幅に増加したものの、当期純損失の計上により収益性が低下しています。今後の事業拡大と収益性の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については開示されておりません。株式会社ゼロフィールドの連結子会社化に伴い、今後のキャッシュ・フローの推移にも注目が集まります。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間において、配当の支払は行われていません。今後の業績や財務状況を勘案しながら、株主還元策についても検討されることが期待されます。
今後の展望
株式会社トリプルアイズは、AIやIoT、DXのニーズの高まりに合わせて事業を拡大しており、AI開発案件の増加や、AIZE関連サービスの月額利用料収入の増加が見込まれています。さらに、株式会社ゼロフィールドの連結子会社化により、GPU活用によるAI技術力の向上や営業・マーケティング網の相互活用など、大きなシナジー効果が期待されます。今後の業績拡大と企業価値の向上に注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社トリプルアイズの2023年9月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比63.3%増加と好調な結果となりました。一方で、先行投資による経常損失も計上されており、今後の事業展開が注目されます。特に、2023年9月1日に子会社化した株式会社ゼロフィールドとのシナジー効果に期待が集まっています。株価や配当などの株主還元策の動向にも注目が集まるでしょう。
株式会社トリプルアイズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社トリプルアイズの決算期は8月期で、今回の決算は2023年9月1日から11月30日までの第1四半期連結決算となっています。当第1四半期では売上高が大幅増加したものの、先行投資による経常損失も計上されています。また、2023年9月1日に株式会社ゼロフィールドを子会社化し、GPU事業への参入を果たしました。今後の業績と企業価値の向上が期待されます。
