サークレイス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました!売上高2,063,994千円、経常損失89,302千円と厳しい結果となりましたが、これには期初の戦略的な組織変更による一時的な影響が含まれています。
今後はクラウドサービスでの高度活用需要の取り込みや、新規子会社の貢献などで業績の改善が期待されます。
企業情報
企業名: サークレイス株式会社
証券コード: E37603
決算期: 3月期
サークレイス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
サークレイス株式会社の決算期は3月期です。本決算は毎年6月に発表され、四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されます。
主な事業
サークレイス株式会社はデジタルプラットフォーム事業を主力としています。Salesforce、Anaplanなどのクラウドサービスを中心としたコンサルティングサービスや、自社開発のクラウドサービス提供、エデュケーションなどを展開しています。
近年はベトナムへの進出やM&Aを通じて事業領域の拡大にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,063,994千円となりました。一方、営業損失は90,216千円、経常損失は89,302千円となり、厳しい結果となりました。
これは、期初の戦略的な組織変更に伴う影響が大きかったためです。
売上総利益率は49.9%と高水準を維持しており、今後の業績改善が期待されます。
売上・利益の推移
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,063,994千円でした。
一方、営業損益は90,216千円の損失、経常損益は89,302千円の損失となっています。
これは前述の通り、期初の戦略的な組織変更の影響が大きかったためですが、今後は改善が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の貸借対照表では、総資産1,144,383千円、純資産713,735千円となっています。
現金及び預金が382,861千円と手元資金を確保しつつ、M&Aによる子会社化などにより、のれんが123,450千円計上されています。
資産の部
流動資産は757,723千円となっています。主な内訳は現金及び預金382,861千円、売掛金301,852千円などです。
固定資産は386,660千円で、のれん123,450千円、関係会社株式30,000千円などが計上されています。
負債の部
流動負債は395,881千円で、買掛金21,630千円、1年内返済予定の長期借入金56,520千円、未払金43,606千円などが主な内訳です。
固定負債は34,766千円で、長期借入金33,410千円が計上されています。
純資産の部
純資産は713,735千円となっています。資本金395,408千円、資本剰余金443,408千円、利益剰余金△133,944千円などが主な内訳です。
ROAとROE
当第3四半期連結累計期間のROAは算出できませんが、ROEは△16.2%となっています。
これは期初の戦略的な組織変更による一時的な影響が大きかったためです。今後は業績の改善とともに、ROAやROEも改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結会計期間末の現金及び預金は382,861千円と、手元資金を確保できています。
営業活動によるキャッシュ・フローは△72,332千円、投資活動によるキャッシュ・フローは△321,629千円となりました。
これは主に子会社の取得による支出によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは381,410千円の増加となっています。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間において、配当の支払いは行われていません。今後の業績動向を見ながら、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
サークレイス株式会社は、クラウドサービスの高度活用需要の取り込みや、ベトナム子会社の事業展開、M&Aによる事業領域の拡大など、今後の成長に向けて様々な取り組みを進めています。
一時的な影響はありましたが、中長期的には業績の改善が期待できると考えられます。
編集部のまとめ
サークレイス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、一時的な影響もあり厳しい結果となりました。
しかし、クラウドサービスの高度活用需要や、ベトナム子会社の立ち上げ、M&Aなど、中長期的には業績の改善が期待できる取り組みを進めています。
今後の業績動向に注目が集まるところです。
サークレイス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
サークレイス株式会社の決算期は3月期で、本決算は毎年6月に発表されます。また、四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されています。
当第3四半期連結累計期間においては配当の支払いは行われておりませんが、今後の業績次第で検討されるものと期待されます。