株式会社ヌーラボの直近の決算報告をお届けします。株式会社ヌーラボは、生産性の高いオンラインコラボレーションツールを提供する人気のクラウドサービス企業です。今回の決算は大変良好な結果となっています。
企業情報
企業名: 株式会社ヌーラボ
証券コード: E37435
決算期: 2023年3月期
株式会社ヌーラボの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ヌーラボの決算日は3月31日で、通常4月に決算発表と四半期報告が行われます。今回の四半期決算は、2023年4月1日から12月31日までの第3四半期連結累計期間の業績が公表されています。
主な事業
株式会社ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」などのクラウドサービスを中心に事業を展開しています。企業のコラボレーションと生産性向上をサポートするツールを提供しており、幅広い顧客層から支持されています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は26億7,994万円となり、前年同期比で36.5%の増収を達成しています。また、営業利益は4億3,725万円と前年同期比で482.5%の大幅増益となりました。売上高に対する営業利益率は16.3%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社ヌーラボの売上高は2023年3月期まで堅調に増加してきました。利益面でも2023年3月期に大幅な増益となり、今期もその勢いが継続しているようです。今回の決算では過去最高益を更新しており、同社の事業成長が顕著に表れています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ヌーラボの財務状況は健全に推移しています。2023年12月末時点の総資産は33億6,244万円、純資産は13億6,840万円となっており、自己資本比率は40.7%を維持しています。
資産の部
資産の大半を現金及び預金が占めており、26億6,727万円と大幅に増加しています。また、ソフトウエアも2億1,878万円と着実に増加しており、同社の主力サービスの安定稼働に寄与しているといえます。
負債の部
負債の主な内訳は前受収益が15億4,636万円と大きく増加しています。これはサブスクリプション型のサービスモデルを採っている同社の特徴が表れています。
純資産の部
純資産は13億6,840万円で、前期末から4億975万円増加しています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社ヌーラボのROA(総資産利益率)は13.0%、ROE(自己資本利益率)は31.0%と高い水準を維持しています。これは同社の収益性の高さと効率的な資本運用を示しており、投資家から高い評価を受けている要因の1つといえます。
キャッシュフロー
株式会社ヌーラボのキャッシュフローは好調に推移しています。営業活動によるキャッシュ・フローは9億3,437万円の収入となっており、主力サービスの好調な契約増加に支えられています。投資活動ではソフトウエアへの投資が1億4,354万円と継続的に行われています。
配当の支払額
今回の決算では配当の支払いはありませんでした。同社は成長投資に注力しており、内部留保の確保に注力しているようです。株主還元については今後の経営方針に注目が集まるところです。
今後の展望
株式会社ヌーラボは、コロナ禍でのテレワーク需要の高まりを背景に、ビジネスツールの拡販に注力しています。主力のBacklogサービスの成長が顕著で、サブスクリプション型のサービスモデルにより安定した収益基盤を築いています。今後も新サービスの開発や海外展開の強化など、積極的な事業拡大が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ヌーラボの2023年12月期第3四半期決算は大変好調でした。売上高、営業利益ともに大幅な増収増益を達成しており、収益性の高さを示しています。安定した財務基盤を維持しつつ、積極的な成長投資を行っていることが評価されています。今後の事業拡大に期待が高まる企業といえるでしょう。
株式会社ヌーラボの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヌーラボの決算日は3月31日で、通常4月に決算発表と四半期報告が行われます。今回の決算では、配当の支払いはありませんでしたが、今後の株主還元策に注目が集まるところです。同社はクラウドサービスを中心とした成長事業に注力しており、積極的な投資を行っている状況です。