株式会社eWeLLの2024年第1四半期決算報告が発表されました。同社は訪問看護ステーション向けサービスを提供する企業で、今回の決算では売上高が前年同期比23.4%増と大幅に伸びています。利益面でも経常利益が4.7%増と好調な業績を維持しています。
企業情報
企業名: 株式会社eWeLL
証券コード: E37902
決算期: 12月
株式会社eWeLLの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社eWeLLの決算期は12月です。毎年3月と5月に四半期報告書と年次報告書を公表しています。
主な事業
株式会社eWeLLは、訪問看護ステーション向けのサービス提供事業が主力事業です。同社は、iBowというクラウドサービスを中心に、BPOサービスや事務管理代行サービスなど、訪問看護ステーションのオペレーションを支援するサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は、売上高が574,960千円と前年同期比で23.4%増と大幅な増収となりました。利益面では、経常利益が234,186千円で前年同期比4.7%増と好調に推移しています。この結果、経常利益率は40.8%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、2023年12月期に2,069,577千円と過去最高を更新しました。また、経常利益も910,527千円と高水準を維持しています。このように、訪問看護ステーション向けサービスの需要が堅調に推移し、売上・利益ともに順調に増加してきました。
四半期連結貸借対照表について
同社は単体決算を行っているため、四半期連結貸借対照表は作成していません。単体の貸借対照表に基づいて分析を行います。
資産の部
2024年3月末の総資産は2,204,625千円で、前期末比176,104千円減少しました。流動資産が1,698,837千円、固定資産が505,787千円となっています。
負債の部
負債合計は502,724千円で、前期末比187,965千円減少しました。流動負債が400,587千円、固定負債が102,136千円となっています。
純資産の部
純資産は1,701,900千円で、前期末比11,860千円増加しました。自己資本比率は77.2%と高水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROAは9.8%、ROEは10.1%となっています。訪問看護ステーション向けサービスの伸長により、収益性が高く、効率的な経営が行われていると評価できます。
キャッシュフロー
第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが184,214千円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが17,924千円のマイナスとなっており、設備投資などに資金を投入しています。
配当の支払額
同社は、2023年12月期の期末配当として1株当たり20円を支払いました。また、2024年3月期の第1四半期末配当は行っていません。今後も、安定的な配当を行っていくことが期待されます。
今後の展望
同社は、訪問看護事業の成長と地域包括ケアシステムへの対応を成長の柱としています。今後もiBowなどのクラウドサービスの拡充や、BPOサービスの強化などに取り組み、訪問看護ステーションの課題解決に貢献していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社eWeLLは、訪問看護ステーション向けサービスで安定的な成長を続けている企業です。今回の決算では、売上高と利益が前年同期比で大幅に増加し、収益性の高い経営が維持されています。また、強固な財務基盤と高い株主還元も特徴といえます。今後も、訪問看護事業の成長と地域包括ケアシステムへの貢献が期待されます。
株式会社eWeLLの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算期は12月で、毎年3月と5月に四半期報告書と年次報告書を公表しています。直近の業績は好調で、2023年12月期の1株当たり配当は20円と、株主還元も積極的に行っています。今後も、訪問看護サービスの領域で着実な成長が期待されます。