インフロニア・ホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が公表されました。同社は建設業界のインフラ事業を手がける企業で、今回の決算でも好調な業績を維持しています。特に売上高が前年同期比13.2%増加したほか、営業利益も38.0%増加するなど、非常に健全な経営状況にあることがわかりました。次期以降の更なる業績拡大にも期待が高まる決算内容となっています。
企業情報
企業名: インフロニア・ホールディングス株式会社
証券コード: 50760
決算期: 3月期
インフロニア・ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
インフロニア・ホールディングス株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。
主な事業
インフロニア・ホールディングス株式会社は、建設業界で培った技術力やノウハウを活かし、建築事業、土木事業、舗装事業、機械事業、インフラ運営事業を中心に幅広い事業を展開しています。特に、大規模インフラ整備プロジェクトや再生可能エネルギー事業など、時代のニーズに合わせた取り組みを推進しており、着実に成長を遂げています。
今期の業績と利益率は?
インフロニア・ホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は非常に好調でした。売上高は5,614億円と前年同期比13.2%増加し、営業利益は342億円と38.0%増加しています。これは各事業セグメントで堅調な業績を維持できたことが主な要因です。特に土木事業やインフラ運営事業の収益力が高く、安定した収益基盤を築けている状況がうかがえます。
売上・利益の推移
インフロニア・ホールディングス株式会社は、近年着実に業績を伸ばしてきました。2023年12月期の売上高は5,614億円と前年同期比で13.2%の増加となり、営業利益も342億円と38.0%増加しています。今後も各事業セグメントの収益力強化や事業の垂直統合などにより、持続的な成長が期待できる企業といえます。
四半期連結貸借対照表について
インフロニア・ホールディングス株式会社の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は10,469億円と前期末比13.0%増加しています。これは受取手形・完成工事未収入金の増加などが主な要因です。一方で、負債は6,744億円と19.5%増加しており、この増加は主に短期借入金の増加によるものです。また、純資産は3,724億円と2.8%増加しており、自己資本比率は34.6%となっています。
資産の部
インフロニア・ホールディングス株式会社の資産の部では、現金預金が1,197億円、受取手形・完成工事未収入金が3,300億円となっています。これらの増加が総資産の増加に大きく寄与しています。また、無形固定資産では公共施設等運営権が1,008億円、公共施設等運営事業の更新投資に係る資産が826億円となっており、インフラ運営事業の重要性が高まっていることがわかります。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,396億円となっており、これが負債増加の主な要因となっています。また、工事未払金等が989億円、未成工事受入金が532億円となっており、建設関連の業務に伴う債務が大きな割合を占めています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が200億円、利益剰余金が2,377億円となっています。自己資本比率は34.6%となっており、財務基盤は一定程度堅固であると言えます。
ROAとROE
インフロニア・ホールディングス株式会社のROAは前期3.1%から当第3四半期2.3%と低下しています。これは資産の増加ペースが売上高の増加ペースを上回ったことが主な要因です。一方、ROEは前期7.7%から当第3四半期6.5%と若干低下しましたが、高い水準を維持しています。今後は資産効率の改善やさらなる収益力の強化によりROA、ROEともに上昇していくことが期待されます。
キャッシュフロー
インフロニア・ホールディングス株式会社のキャッシュフロー計算書は当第3四半期連結累計期間分が開示されていないため、詳細な分析は難しいです。ただし、前期の実績からは営業活動によるキャッシュ・フローが安定的な水準を維持していることがうかがえます。また、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスで設備投資が行われていることがわかります。今後の設備投資動向や財務活動によるキャッシュ・フローの変化に注目していく必要があります。
配当の支払額
インフロニア・ホールディングス株式会社は、2023年5月と11月に年間配当金80円を支払っています。前年同期と比べて配当金は増加しており、業績の好調さを反映した形となっています。今後も安定的な配当を継続していくものと期待できます。
今後の展望
インフロニア・ホールディングス株式会社は、「総合インフラサービス企業」への変革を目指しています。具体的には、生産性向上やデジタル化の推進、カーボンニュートラルへの取り組みなど、時代の要請に合わせた事業展開を進めています。再生可能エネルギー事業への参入など、新分野への挑戦も積極的に行っていることから、今後さらなる事業領域の拡大が期待されます。強固な財務基盤と優れた技術力を活かし、持続的な成長を遂げていくことが予想されます。
編集部のまとめ
インフロニア・ホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高と営業利益が大幅に増加するなど、非常に健全な業績となっています。自己資本比率も34.6%と財務基盤も堅固であり、今後の成長が期待される企業といえます。また、再生可能エネルギー事業への参入など、新分野にも積極的に取り組んでおり、中長期的な企業価値向上が見込まれます。
インフロニア・ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
インフロニア・ホールディングス株式会社の決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。配当については、2023年5月と11月に年間配当金80円を支払っており、安定的な配当政策を維持しています。今後も業績の成長と連動した配当が期待できる企業です。