藤倉コンポジット株式会社の第145期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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藤倉コンポジット株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました。同社は工業用品や引布加工品、スポーツ用品などの製造・販売を行う企業です。今回の決算では、コロナ禍や地政学リスクの影響を受けながらも、着実な業績回復が見られました。

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企業情報

企業名: 藤倉コンポジット株式会社
証券コード: 51210
決算期: 2023年3月期

藤倉コンポジット株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

藤倉コンポジット株式会社の決算日は3月31日です。そのため、今回の第3四半期決算は2023年4月1日から12月31日までの9ヵ月間の業績報告となります。

主な事業

藤倉コンポジット株式会社は、工業用品引布加工品スポーツ用品の3つの主要事業を展開しています。工業用品では自動車部品や医療機器、制御機器の製造・販売を、引布加工品ではゴム引布やプリント基板用材料の製造・加工を、スポーツ用品ではゴルフシャフトやアウトドア用品の製造・販売を行っています。

今期の業績と利益率は?

今期第3四半期の連結売上高は293億38百万円、営業利益は32億11百万円、経常利益は33億81百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は29億38百万円となりました。前年同期と比較すると、売上高は6.6%減、営業利益は13.5%減、経常利益は22.7%減、四半期純利益は9.0%減となったものの、依然高い営業利益率10.9%を維持しています。

売上・利益の推移

同社の売上高は近年3,700億円前後で推移しており、直近の2022年3月期は406億87百万円となりました。一方、営業利益は2022年3月期が51億44百万円と過去最高を記録し、今期第3四半期も高い水準を維持しています。利益率の高さも同社の特徴です。

四半期連結貸借対照表について

同社の連結財務状態は健全に推移しています。総資産は前期末比27億64百万円増加の431億38百万円、純資産は同27億13百万円増加の360億55百万円となり、自己資本比率は83.6%と安定した財務基盤を示しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が93億12百万円と豊富な手元資金を保有しているほか、受取手形及び売掛金や棚卸資産などが増加しました。固定資産も8億1百万円増加しています。

負債の部

負債の部では、買掛金の減少などにより流動負債が2億6百万円減少しましたが、繰延税金負債が増加したことなどから、固定負債が2億57百万円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が増加したことや為替換算調整勘定が好調に推移したことで、前期末比27億13百万円増加しています。この結果、自己資本比率は83.6%となりました。

ROAとROE

同社は資産効率の高い経営を行っており、ROA(総資産経常利益率)は7.8%ROE(自己資本当期純利益率)は8.1%と高水準を維持しています。事業ポートフォリオの最適化や固定費削減など、収益性の高い経営を実現しています。

キャッシュフロー

同社の営業キャッシュフローは堅調に推移しており、設備投資に伴う投資キャッシュフローを上回る水準を確保しています。この結果、手元現金は93億12百万円となり、財務的な安定性が高まっています。

配当の支払額

同社は株主還元に力を入れており、直近の2023年3月期は年間55円の配当を実施しました。今期第3四半期も中間配当として1株当たり35円の配当を実施しています。今後も安定的な配当の継続が期待されます。

今後の展望

同社は引き続き、自動車関連の回復や半導体市場の活性化、スポーツ需要の堅調な推移に期待しています。また、グローバル展開の強化や新製品の投入など、持続的な成長に向けた取り組みを進めていく方針です。コロナ禍やインフレ、地政学リスクなどにも十分留意しつつ、高い収益性を維持しながら、企業価値の向上を図っていきます。

編集部のまとめ

藤倉コンポジット株式会社は、工業用品やスポーツ用品など多岐にわたる事業を展開し、安定した収益基盤を築いている企業です。今期第3四半期の業績は前年同期比減収となったものの、依然として高い収益性を維持しています。健全な財務状況の下、今後も着実な成長が期待できそうです。同社の株主還元にも注目が集まりそうです。

藤倉コンポジット株式会社の決算日や配当についてまとめました。

藤倉コンポジット株式会社の決算日は3月31日で、2023年3月期の年間配当は1株当たり55円でした。今期第3四半期では1株当たり35円の中間配当を実施しました。今後も安定的な株主還元が期待できそうです。

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