株式会社グッピーズの2023年9月期第1四半期決算報告が発表されました。グッピーズは医療・介護・福祉分野に特化した求人サービスや健康アプリなどを展開している企業です。今回の決算では、人材サービス事業が好調に推移し、売上高が592,946千円と前年同期比8.2%の増加となりました。
企業情報
企業名: 株式会社グッピーズ
証券コード: 37939
決算期: 8月期
株式会社グッピーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社グッピーズは8月期決算を行っており、四半期決算は11月、2月、5月、8月の年4回実施しています。今回の四半期決算は、2023年9月1日から2023年11月30日までの第1四半期決算となります。
主な事業
株式会社グッピーズは、主に人材サービス事業とヘルスケア事業の2つの事業を展開しています。人材サービス事業では、医療・介護・福祉業界に特化した求人サイト「GUPPY」の運営などを行っています。ヘルスケア事業では、企業や自治体向けに健康アプリ「グッピーヘルスケア」の提供を行っています。両事業とも医療・介護・福祉分野に特化しており、同分野における人材確保や健康管理に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
今期第1四半期の業績は、売上高が592,946千円と前年同期比8.2%の増加、営業利益が147,798千円と前年同期比22.1%の減少となりました。利益率では、営業利益率が24.9%と高い水準を維持しています。ただし、人件費や減価償却費の増加などにより、前年同期比では減少しています。
売上・利益の推移
グッピーズの売上高と利益の推移を見ると、売上高は順調に増加しています。利益面では、前年同期比で減少したものの、依然として高い営業利益率を維持しています。人材サービス事業が好調に推移しており、今後も同事業を中心に業績の伸長が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
グッピーズの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は2,828,124千円となっています。前期末比47,074千円減少しましたが、依然として強固な財務基盤を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,223,706千円と大きな割合を占めています。また、売掛金が305,550千円と増加しており、事業の拡大を示唆しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が540,485千円と減少しました。主な要因は、法人税等の支払いによる未払法人税等の減少です。一方で、固定負債は75,000千円の増加となり、財務基盤の強化が図られています。
純資産の部
純資産の部では、2,178,065千円と高い水準を維持しています。利益剰余金は1,329,751千円と堅調に積み上げられており、財務の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前年同期の6.6%から5.2%に減少しています。一方でROE(自己資本利益率)は前年同期の7.4%から4.8%に低下しました。これは主に利益が減少したことによるものです。今後は、更なる収益性の向上が課題として考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で減少しましたが、依然としてプラスを維持しています。一方で、設備投資などに伴う投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっています。手元流動性は高く保たれており、今後の事業展開に備えられる状況にあります。
配当の支払額
グッピーズは現時点で配当を実施していないため、配当の支払額はありません。今後の業績動向を見ながら、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
グッピーズは医療・介護・福祉分野に特化した事業を展開しており、この分野における人手不足が続く中で、その事業機会は大きいと考えられます。今後は、人材サービス事業の拡大に加えて、ヘルスケア事業の収益性向上により、更なる業績向上が期待されます。また、財務基盤も強固であり、今後の成長投資や株主還元の検討など、企業価値の向上が期待できる企業です。
編集部のまとめ
株式会社グッピーズの2023年9月期第1四半期決算は、人材サービス事業の好調な推移により、売上高が増加しました。一方で、人件費や減価償却費の増加により利益率は低下しました。しかし、財務基盤は健全で、今後の成長投資や株主還元にも期待が持てる企業です。医療・介護・福祉分野の人手不足解消に向けて、グッピーズの事業が注目されます。
株式会社グッピーズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社グッピーズは8月決算を行っており、年4回の四半期決算を実施しています。今回は2023年9月期第1四半期の決算報告でした。また、現時点では配当を実施していませんが、今後の業績動向を見ながら、株主還元策の検討が期待されます。