この度は株式会社グッピーズの決算について、分かりやすくご紹介させていただきます。医療・介護・福祉分野に特化したサービスを提供する同社は、事業の拡大とともに順調に業績を伸ばしてきました。直近の決算では売上高が前年同期比15.4%増と健闘しており、業界での存在感を高めつつあります。これからも、医療・介護の人材不足解消につながるサービス展開に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社グッピーズ
証券コード: 37939
決算期: 2024年8月期
株式会社グッピーズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社グッピーズは、9月1日から8月31日の会計年度を採用しており、四半期ごとに決算を行っています。今回は2023年12月1日から2024年2月29日の第2四半期の業績について報告されています。
主な事業
株式会社グッピーズは、医療・介護・福祉業界に特化した人材サービス事業と、スマートフォンアプリ「グッピーヘルスケア」を提供するヘルスケア事業の2つを柱に事業展開しています。人材サービス事業では、有資格者向けの求人サイト「GUPPY」の運営や就職支援サービスなどを提供しています。また、ヘルスケア事業では、企業や自治体向けにスマートフォンアプリを通じた健康増進サービスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は、売上高1,392,848千円(前年同期比15.4%増)、営業利益388,064千円(同15.3%減)、四半期純利益233,911千円(同24.3%減)となりました。人材サービス事業が好調に推移したことで、売上高は大幅に伸長しました。一方で、ソフトウエアの減損損失の計上や公開買付関連費用の発生により、利益は前年同期比で減少しています。
売上・利益の推移
株式会社グッピーズは、創業以来、売上高および利益ともに増加傾向にあります。直近の第2四半期では、売上高が1,392,848千円、営業利益が388,064千円と着実に実績を積み上げています。人材サービス事業を中心に、医療・介護・福祉分野での需要が高まっていることが追い風となっています。今後も、同社の事業展開に注目が集まると見られます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社グッピーズは四半期連結財務諸表を作成していないため、四半期貸借対照表について単体ベースでご紹介します。
資産の部
当第2四半期会計期間末の総資産は3,134,667千円で、前事業年度末比259,467千円増加しました。これは主に、現金及び預金の増加163,317千円や売掛金の増加103,339千円によるものです。
負債の部
当第2四半期会計期間末の負債合計は758,588千円で、前事業年度末比65,377千円減少しました。これは主に、未払法人税等の減少49,260千円や未払消費税等の減少23,443千円によるものです。
純資産の部
当第2四半期会計期間末の純資産は2,376,079千円で、前事業年度末比324,845千円増加しました。これは主に、四半期純利益の積み上げに伴う利益剰余金の増加233,911千円や新株予約権の行使に伴う資本金増加45,700千円によるものです。
ROAとROE
株式会社グッピーズのROA(総資産経常利益率)は12.4%、ROE(自己資本利益率)は10.1%となっています。前年同期に比べやや低下傾向にありますが、医療・介護・福祉業界においては高い水準を維持しています。同社の高い収益性を背景に、事業の成長力が窺えます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは33,733千円の収入となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは48,965千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは178,549千円の収入となっています。この結果、当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物は2,469,224千円となり、前事業年度末から321,039千円増加しました。
配当の支払額
株式会社グッピーズは、現在のところ配当を実施していません。今後の事業成長に合わせて、株主への利益還元策を検討していく可能性はあるものの、当面は内部留保の活用により事業基盤の強化に注力する方針のようです。
今後の展望
株式会社グッピーズは、医療・介護・福祉分野での人材サービスの強化に注力しており、今後も業績拡大が期待されます。同時に、健康増進アプリ「グッピーヘルスケア」の拡販にも力を入れていく方針です。短期的には公開買付関連費用の影響で利益が圧迫されるものの、中長期的に見れば同社の成長性は高いと評価できます。今後の動向に注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社グッピーズは、医療・介護・福祉業界に特化した人材サービスと健康関連アプリの2つの事業を展開し、着実に業績を拡大してきました。直近の決算では、売上高が前年同期比15.4%増と健闘しています。今後も、同社の事業展開に期待が集まっています。同時に、配当政策や公開買付関連費用の影響など、注目すべき課題にも引き続き注視していく必要があります。
株式会社グッピーズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社グッピーズは9月1日から8月31日までの会計年度を採用しており、四半期ごとに決算を行っています。直近の第2四半期では、売上高が前年同期比15.4%増と好調でしたが、利益率は一部低下しました。また現時点では配当を実施していませんが、今後の事業成長に合わせて株主への利益還元策を検討する可能性があります。引き続き、同社の動向に注目が集まっています。