株式会社FIXERの決算報告書を見てみると、会社の業績が順調に推移していることがわかります。同社は、クラウドサービス事業を中心に事業を展開しており、情報サービス産業では大きな成長を遂げています。
企業情報
企業名: 株式会社FIXER
証券コード: E37959
決算期: 2023年9月1日 – 2024年8月31日
株式会社FIXERの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社FIXERの決算日は8月31日で、決算期は9月1日から翌年8月31日となっています。四半期決算は、11月、2月、5月、8月に発表されます。
主な事業
株式会社FIXERは、「日本のエンタープライズシステムにグローバル品質のクラウドパワーを」をミッションに掲げ、クラウドサービス事業を中心に事業を展開しています。主に、自治体や企業向けのシステム構築・運用支援や、生成型AIを活用したサービスなどを提供しています。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進ニーズにも積極的に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高5,420百万円、営業利益545百万円、経常利益546百万円、四半期純利益351百万円と増益基調で推移しています。特に、生成型AIを活用したサービスが好調で、利益率も10%を超える水準を維持しています。
売上・利益の推移
最近3年間の業績推移を見ると、売上高は毎年増加しており、利益面でも堅調に推移しています。特に、2023年9月期は減益となったものの、2024年9月期はほぼ前年並みの利益水準を確保している点が注目されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は6,704百万円となっています。前事業年度末と比べると、435百万円の減少となっています。負債は632百万円と前事業年度末から788百万円減少しており、純資産は6,072百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,914百万円と前事業年度末から77百万円増加しています。一方で、売掛金及び契約資産が739百万円と598百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が313百万円と277百万円減少し、未払法人税等が7百万円と220百万円の減少となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が3,678百万円と351百万円増加しています。資本金と資本剰余金は合計で2,391百万円となっています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は5.2%、ROE(自己資本利益率)は5.8%と、前年同期と比べて若干低下しているものの、業界平均と比べると高い水準を維持しています。これは、大型の投資に伴う資産の増加や、収益性の高い事業への注力など、経営戦略の成果が着実に表れていると言えるでしょう。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは878百万円の収入となっており、財務活動によるキャッシュ・フローは400百万円の支出となっています。これにより、現金及び現金同等物の増加額は77百万円となり、手元資金は良好な水準を維持しています。
配当の支払額
株式会社FIXERは現時点で配当を実施していません。今後の事業拡大や研究開発投資にキャッシュを振り向ける方針のため、配当の実施は未定となっています。株主還元策については、今後の業績動向を見ながら検討していくことになりそうです。
今後の展望
株式会社FIXERは、生成型AIを活用したサービスの提供やDXの推進などに注力しており、今後も高成長が期待されます。また、公的機関や大手企業との新規受注も好調で、安定収益の確保にも取り組んでいます。今後の業績は順調に推移するものと見られ、株主還元策の検討も期待されます。
編集部のまとめ
株式会社FIXERは、クラウドサービス事業を中心に順調に業績を伸ばしています。生成型AIを活用したサービスが好調で、利益率の高い事業にも注力しており、収益性の高い企業といえます。今後も高成長が期待されるほか、株主還元策の検討にも注目が集まるでしょう。
株式会社FIXERの決算日や配当についてまとめました。
株式会社FIXERの決算日は8月31日で、決算期は9月1日から翌年8月31日となっています。また、同社は現時点で配当を実施していませんが、今後の事業拡大や研究開発投資にキャッシュを振り向ける方針のため、配当の実施は未定となっています。株主還元策については、業績動向を見ながら検討していくことになりそうです。