株式会社pluszeroの四半期決算が発表されました。 同社はAIを中心としたIT・ハードウェア等の各種テクノロジーを活用したソリューションを提供する企業です。当期は、自社のAI技術であるArtificial Elastic Intelligence(AEI)の売上が好調に推移し、売上高が前年同期比34.4%増加の268,547千円となりました。その結果、経常利益も前年同期比41.5%増の61,638千円と大幅に増加しています。このように、AEI関連の業績が好調に推移していることが特徴的です。
企業情報
企業名: 株式会社pluszero
証券コード: 51320
決算期: 2024年10月期第1四半期(2023年11月1日~2024年1月31日)
株式会社pluszeroの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社pluszeroの決算日は10月31日です。第1四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年1月31日までとなっています。
主な事業
株式会社pluszeroは、「ソリューション提供事業」を展開しています。具体的には、AIを中心としたIT・ハードウェア等の各種テクノロジーを統合的に活用したソリューションを顧客に提供しています。 同社の独自技術であるArtificial Elastic Intelligence(AEI)の開発・提供が大きな柱となっており、AEI関連の売上が好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が268,547千円と前年同期比34.4%増加しました。経常利益も61,638千円と41.5%増加しています。これは、同社の中核技術であるAEIの売上が好調に推移したことが主な要因です。この結果、営業利益率は22.9%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、前年同期比34.4%増と好調に推移しており、経常利益も前年同期比41.5%増となっています。売上増加とともに、高い利益率を維持できていることが特徴的です。同社のAEI関連技術への投資が功を奏しており、今後も同技術の売上拡大が見込まれます。
四半期連結貸借対照表について
同社の資産は、前事業年度末比81,194千円減少し、1,084,665千円となっています。流動資産は930,143千円、固定資産は154,521千円となっています。
資産の部
流動資産の主な内訳は、現金及び預金710,227千円、売掛金及び契約資産198,042千円等です。一方、固定資産は前期末比60,076千円減少しており、その主な要因は、投資有価証券の評価損計上によるものです。
負債の部
負債合計は124,250千円と前事業年度末比92,318千円減少しています。これは主に、未払費用が80,806千円減少したことによるものです。
純資産の部
純資産は960,414千円と前事業年度末比11,123千円増加しています。これは、新株予約権の行使による資本金及び資本準備金の増加が主な要因です。
ROAとROE
同社のROAは第1四半期時点で5.7%、ROEは同じく△0.8%となっています。前年同期と比べ、ROAは大幅に向上しているものの、ROEはマイナスとなっています。これは主に、当期純損失の計上に起因するものと考えられます。今後は、AEI関連技術の収益化が進み、ROEの改善が期待されます。
キャッシュフロー
同社の当第1四半期におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが52,254千円のマイナスとなっています。これは主に、法人税等及び消費税等の納付によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは、ソフトウエアの開発投資などにより8,889千円のマイナスとなっています。今後は、AEI関連の収益化が進み、キャッシュ・フローの改善が期待されます。
配当の支払額
同社は当第1四半期会計期間においても配当の実施はありませんでした。今後は、収益の安定化や財務基盤の強化を図った上で、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
同社は、今後もAIを中心としたテクノロジーを活用したソリューション提供を拡大していく方針です。特に、同社の中核技術であるAEIの収益化が重要な課題となっています。AEI関連の売上が好調に推移していることから、今後もAEI技術の更なる進化と事業化が期待されます。また、製造業や情報通信業への展開も加速し、事業基盤の強化を図っていく考えです。
編集部のまとめ
株式会社pluszeroの当第1四半期決算は、AEI関連技術の売上が大幅に増加したことで、売上高、経常利益ともに前年同期比で大幅な増加となりました。高い利益率を維持しつつ、今後もAEI技術の事業化を加速させていくことが同社の課題とされています。キャッシュ・フローの改善や株主還元策の検討など、さらなる成長に向けて取り組むことが期待されます。
株式会社pluszeroの決算日や配当についてまとめました。
株式会社pluszeroの決算日は10月31日で、第1四半期の決算期間は2023年11月1日から2024年1月31日までとなっています。同社は当第1四半期において配当の支払いを行っていません。今後は、収益の安定化や財務基盤の強化を図った上で、株主還元策の検討が期待されます。