tripla株式会社の決算報告が公開されました!宿泊施設向けホスピタリティソリューションサービスを展開する同社の、第2四半期連結累計期間の業績をお伝えしていきます。
企業情報
企業名: tripla株式会社
証券コード: 51360
決算期: 2024年10月期
tripla株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
tripla株式会社の決算期は10月となっており、四半期決算を開示しています。
今回の四半期報告書は、2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期の業績が掲載されています。
主な事業
tripla株式会社はホスピタリティソリューション事業を展開しています。宿泊施設向けの予約管理システム「tripla Book」や、AI搭載の自動応答チャットボット「tripla Bot」など、宿泊業界特化のサービスを提供しています。
また、宿泊施設のマーケティングサポートや広告運用といったソリューションも手がけており、宿泊業界の課題解決に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の営業収益は765,048千円となりました。新型コロナウイルスの影響が和らぐなか、宿泊施設の稼働率が回復傾向にあることで、主力サービスの利用が増加しています。
利益面では、営業利益が55,819千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は26,859千円となりました。
売上・利益の推移
当社の主要サービスである「tripla Book」の施設数は2,658施設、「tripla Bot」の施設数は1,710施設と、前年同期比で大幅に増加しています。
また、取扱高・GMV(Gross Merchandise Value)は54,903百万円と、前年同期比108.8%と大幅に伸長しました。これらの成長が、今期の収益拡大に寄与しています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は7,373,587千円となりました。
主な内訳は、現金及び預金が6,212,754千円、のれんが658,698千円となっています。
資産の部
流動資産は6,584,715千円で、現金及び預金が大半を占めています。
固定資産は788,872千円で、のれんなどの無形固定資産が中心となっています。
負債の部
流動負債は5,314,000千円で、主に「tripla Book」における宿泊代金の預り金が4,820,543千円を占めています。
固定負債は666,516千円で、長期借入金と退職給付に係る負債となっています。
純資産の部
純資産合計は1,393,070千円となっています。資本金が845,978千円、資本剰余金が1,226,714千円となっています。
ROAとROE
当第2四半期連結会計期間末のROAは0.4%、ROEは1.9%となりました。
新型コロナの影響からの回復基調にあり、宿泊施設の稼働率が上昇していることから、今後の業績改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが372,846千円の収入となりました。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは388,168千円の支出となっており、主に子会社株式の取得によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、619,194千円の収入となっており、長期借入れによる収入が主な内訳です。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間における配当の支払いはありませんでした。
今後の展望
tripla株式会社は、国内外でのサービス展開を加速させています。
2023年3月には韓国に支店を設立し、2023年11月にはシンガポールのBookandLink社、2024年2月には台湾のSurehigh社とシンガポールのEndurance社を買収するなど、積極的な海外展開を進めています。
これらの施策により、グループ全体での導入施設数は7,038施設と大幅に拡大しており、今後のさらなる成長が期待できる状況です。
編集部のまとめ
tripla株式会社は、新型コロナ禍からの宿泊業界の回復に伴い、主力サービスの利用が増加し、好業績を収めました。
また、海外展開の加速により、グループ全体の導入施設数が大きく増加しており、今後の更なる成長が期待されます。
今後も、同社の収益力と事業拡大への取り組みに注目していきましょう。
tripla株式会社の決算日や配当についてまとめました。
tripla株式会社の決算期は10月で、四半期決算を開示しています。
当第2四半期連結累計期間の業績は、営業収益765,048千円、営業利益55,819千円、親会社株主に帰属する四半期純利益26,859千円となりました。
また、配当の支払いはありませんでした。