この度、株式会社スマートドライブの最新の決算情報が発表されました。国内のフリートオペレーター事業やアセットオーナー事業を通じて安定した成長を遂げている同社の業績について、詳しくご紹介いたします。
企業情報
企業名: 株式会社スマートドライブ
証券コード: E38205
決算期: 2024年9月期
株式会社スマートドライブの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社スマートドライブの決算期は9月30日です。四半期決算は12月、3月、6月、9月の年4回行われており、本日発表された決算は2024年3月31日までの第2四半期の決算となります。
主な事業
株式会社スマートドライブは、フリートオペレーターや自動車メーカー、リース会社、保険会社などにIoTやAIを活用したデータ分析サービスを提供しています。
主な事業セグメントは国内フリートオペレーター事業と国内アセットオーナー事業です。国内外の企業に向けて、車両管理やDXに関するソリューションを提供し、企業の生産性向上と付加価値創出を支援しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は、売上高が1,070,075千円と前年同期比30.4%の増加となりました。
また、営業利益は71,112千円と大幅な増益となっています。
利益率においても営業利益率は6.6%と前年同期の▲4.5%から大きく改善しており、安定した収益基盤が確立されつつあるといえます。
売上・利益の推移
同社の売上高は前期の820,373千円から今期は1,070,075千円と大幅に増加しています。
利益面でも前期の▲53,742千円の経常損失から、今期は69,878千円の経常利益と大幅な改善が見られます。
売上高と利益の伸びが同時に高まっていることから、同社の収益力が着実に高まっていることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
資産の部では、流動資産が1,434,731千円、固定資産が182,203千円となっています。
負債の部では、流動負債が506,744千円、固定負債が530,000千円となっています。
純資産は580,191千円で、自己資本比率は34.9%となっています。
資産の部
流動資産の主な内訳は、現金及び預金が879,434千円、売掛金が348,003千円、棚卸資産が110,110千円となっています。また、固定資産ではソフトウェアが135,859千円と大きな割合を占めています。
負債の部
流動負債の主な内訳は、契約負債が298,480千円、未払金が86,061千円となっています。固定負債は長期借入金が530,000千円となっています。
純資産の部
純資産は580,191千円で、前期末比90,690千円の増加となっています。これは主に、四半期純利益68,927千円の計上による利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
ROAは3.8%、ROEは11.9%となっています。
前期から大幅に改善しており、収益力が向上していることがわかります。
これは、同社のフリートオペレーター事業やアセットオーナー事業が順調に拡大し、収益性が高まったことが主な要因です。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが▲21,234千円、投資活動によるキャッシュ・フローが▲84,888千円、財務活動によるキャッシュ・フローが14,547千円となっています。
現金及び現金同等物の四半期末残高は879,434千円となっており、健全な財務体質を維持しています。
配当の支払額
株式会社スマートドライブは配当を実施していません。企業成長に向けた投資に重点を置いているため、当面の間は内部留保の活用を優先する方針です。
今後の展望
今後もフリートオペレーター事業やアセットオーナー事業の拡大に注力し、売上高と収益性の向上を目指すと共に、新製品・サービスの開発にも力を入れていく方針です。
さらに、M&Aによる事業拡大も検討していくとのことで、業績の更なる向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社スマートドライブは、国内フリートオペレーター事業とアセットオーナー事業を中心に、安定した成長を遂げています。
今期の業績も売上高と利益が大幅に伸びたことから、事業基盤が着実に強化されつつあることがうかがえます。
今後は、新製品・サービスの投入やM&Aなども見据えた成長戦略に期待が高まっています。
株式会社スマートドライブの決算日や配当についてまとめました。
株式会社スマートドライブの決算期は9月30日で、四半期決算は12月、3月、6月、9月に発表されています。また、同社は現時点では配当を実施していませんが、企業成長に向けた内部留保の活用を優先しています。今後の事業拡大とその成果に期待が寄せられています。