オープンワーク株式会社の2024年第1四半期決算が発表されました。売上や利益が増加し、なかでも新サービス「OpenWorkリクルーティング」の好調が目を引きます。また、事業の成長に向け、積極的な先行投資を行っており、今後の更なる飛躍に期待が高まります。
企業情報
企業名: オープンワーク株式会社
証券コード: 51390
決算期: 12月末
オープンワーク株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
オープンワーク株式会社の決算は12月末に行われます。2024年第1四半期の決算は2024年5月14日に発表されました。
主な事業
オープンワーク株式会社は、ワーキングデータプラットフォーム事業を展開しています。主力サービスの「OpenWork」は、企業の社員クチコミデータを掲載したサービスで、求職者の就職活動に役立てることができます。また、「OpenWorkリクルーティング」では、企業と求職者をマッチングさせるサービスも展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は778,831千円と前年同期比15.5%増と好調でした。一方で、広告宣伝費の増加により営業利益は69,963千円と前年同期比73.5%減となりました。しかし、この先行投資により、中長期的な事業の成長が期待できます。
売上・利益の推移
直近の業績を見ると、売上高、営業利益ともに増加傾向にあります。2023年の通期では売上高が28,922百万円、営業利益が2,922百万円と大幅な増加を遂げています。今後も継続した成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
オープンワーク株式会社の資産総額は6,057,622千円となっています。特に現金及び預金が5,518,835千円と手厚い流動性を確保しています。一方で、負債は278,352千円と少なく、自己資本比率は95.4%と健全な財務状態を維持しています。
資産の部
資産の大部分を占めるのが現金及び預金の5,518,835千円です。また、売掛金が329,683千円と順調な売上の推移が伺えます。固定資産も144,206千円と着実に蓄積されています。
負債の部
負債は278,352千円と少なく、特に未払金が80,242千円、未払法人税等が10,793千円となっています。金利リスクや返済リスクが低い健全な財務体質と言えます。
純資産の部
純資産は5,779,270千円と大変厚く、自己資本比率は95.4%と非常に高い水準です。資本金が1,649,759千円、利益剰余金が2,593,899千円と、財務基盤は非常に強固です。
ROAとROE
オープンワーク株式会社のROA(総資産利益率)は4.8%、ROE(自己資本利益率)は3.0%となっています。収益力と資産効率性は良好で、今後のさらなる業績向上に期待が高まります。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは487,559千円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは5,871千円のマイナスとなっています。財務体質は非常に健全で、今後の事業展開に十分な資金を確保できている状況です。
配当の支払額
オープンワーク株式会社は現在、配当を実施していません。成長段階にあるため、内部留保に注力しているものと考えられます。今後の事業拡大と共に、配当政策も検討されることが期待されます。
今後の展望
オープンワーク株式会社は、既存サービスの強化と新サービスの開発に注力しています。「OpenWork」のさらなる会員拡大と「OpenWorkリクルーティング」の事業拡大により、中長期的な成長が期待できます。また、積極的な先行投資を行っており、将来的な収益拡大につながる可能性が高いと考えられます。
編集部のまとめ
オープンワーク株式会社の2024年第1四半期決算は、売上高、営業利益ともに前年同期比で増加しており、事業の拡大が顕著です。特に注力している「OpenWorkリクルーティング」が好調で、今後の成長が期待されます。財務体質も健全で、今後の事業展開に十分な資金を確保できている状況です。配当実施には至っていませんが、事業の成長と共に、株主還元策の検討も期待されます。
オープンワーク株式会社の決算日や配当についてまとめました。
オープンワーク株式会社の決算日は12月末で、直近の2024年第1四半期決算は2024年5月14日に発表されました。現在は配当を実施していませんが、今後の事業拡大に伴い、株主還元策の検討も期待されます。