あなたの関心は株式市場からも高く注目されている石塚硝子株式会社の最新決算報告書ですね。 この石塚硝子株式会社は100年以上の歴史があり、ガラスびんやハウスウェア、紙容器など多岐にわたる事業を展開している有名企業です。最新の決算内容を一緒に確認していきましょう。
企業情報
企業名: 石塚硝子株式会社
証券コード: E01123
決算期: 第90期(2024年3月21日〜2025年3月20日)
石塚硝子株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
石塚硝子株式会社の決算日は3月20日で、年に1回決算を行っています。 また、上記の通り第90期の決算を発表しており、2024年7月31日に四半期報告書を提出しています。
主な事業
石塚硝子株式会社は、ガラスびん、ハウスウェア、紙容器、プラスチック容器、産業器材といった幅広い事業を展開しています。特にガラスびんやハウスウェアは同社の主力製品であり、酒類や食品容器、ガラス食器などの製造・販売を行っています。また近年はプラスチック容器にも注力しており、ペットボトル用のプリフォームなども手掛けています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が14,300百万円と前年同期比4.5%減少しましたが、営業利益は1,320百万円、経常利益は1,417百万円となり、いずれも前年同期を下回りました。売上高営業利益率は9.2%、売上高経常利益率は9.9%と、堅調な収益性を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は57,882百万円、営業利益は5,362百万円、経常利益は5,362百万円、純利益は4,707百万円となっており、安定した業績を収めています。特に営業利益率は約9.3%と高い水準を維持しているのが特徴です。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は95,214百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,099百万円増加しました。これは主に、有形固定資産が増加したことによるものです。また、負債合計は62,313百万円と2,547百万円増加しました。純資産は32,901百万円となり、前連結会計年度末に比べ551百万円増加しています。
資産の部
総資産の増加は主に、有形固定資産が増加したことによるものです。有形固定資産は新工場の立ち上げなどにより、前連結会計年度末より2,425百万円増加しています。また、受取手形及び売掛金も177百万円増加するなど、概ね良好な状態が続いています。
負債の部
負債合計は2,547百万円増加していますが、これは主に短期借入金が増加したことが要因です。一方で、支払手形及び買掛金も1,435百万円増加しており、原材料価格の高騰などに伴う資金需要の増加が背景にあると考えられます。
純資産の部
純資産は32,901百万円と前連結会計年度末に比べ551百万円の増加となっています。これは主に利益剰余金が増加したためです。自己資本比率は33.1%となり、引き続き健全な財務状況を維持しています。
ROAとROE
石塚硝子株式会社のROA(総資産利益率)は5.8%、ROE(自己資本利益率)は12.1%となっており、いずれも高い水準を維持しています。 これは同社が安定した収益力を持ち、効率的な経営を行っている証だといえます。今後も業績の拡大とともに、株主価値の向上につながると期待できるでしょう。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは概ね順調です。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっており、設備投資などに積極的に取り組んでいることがうかがえます。今後も安定的な収益力を活かしつつ、戦略的な投資も進めていくことが期待されます。
配当の支払額
石塚硝子株式会社は、1株当たり60円の期末配当を行う予定です。この水準は前期比25円増加しており、株主還元の強化が図られています。今後も業績の維持と成長に加え、株主還元の強化にも注目が集まるでしょう。
今後の展望
石塚硝子株式会社は、新たな中期経営計画「ISHIZUKA GROUP 2030」に基づき、既存事業の強化と新規事業への挑戦を通じて、2024年度の連結営業利益3,500百万円の達成を目指しています。また、SDGsの視点から、2030年度のCO2排出量をScope1・2で50%、Scope3で25%削減する目標も掲げています。今後の成長と持続可能な経営に大いに期待がかかっています。
編集部のまとめ
石塚硝子株式会社は、100年以上の歴史を持つ老舗企業ながら、ガラスびんやプラスチック容器といった伝統的な事業と、抗菌剤などの新規事業を組み合わせ、安定した業績を収めています。特に、営業利益率9%超、ROA5.8%、ROE12.1%と、高収益性を維持しているのが特徴です。今後も中期経営計画の推進とSDGs対応により、持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
石塚硝子株式会社の決算日や配当についてまとめました。
石塚硝子株式会社の決算日は3月20日で、年に1回決算を行っています。最新の第90期の決算では、売上高14,300百万円、営業利益1,320百万円、経常利益1,417百万円と堅調な業績を収めました。また、1株当たりの期末配当は60円と前期から25円増加しており、株主還元の強化が図られています。今後の成長性にも期待が高まる企業だといえるでしょう。
