テクノクオーツ株式会社の第48期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

テクノクオーツ株式会社は、2023年第3四半期の決算を発表しました。過去にも高い業績を残してきた同社ですが、今期も売上12,541百万円、営業利益2,654百万円、経常利益2,752百万円と、安定した収益を上げています。半導体関連の主力事業は堅調に推移しており、ROAは9.4%、ROEは11.4%と高い水準を維持しています。また、資産・負債・純資産の状況も良好で、自己資本比率は74.0%と健全な財務基盤を持っています。今後は、成長分野への投資やグループ経営の効率化に取り組み、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。

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企業情報

企業名: テクノクオーツ株式会社
証券コード: 52170
決算期: 第48期第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)

テクノクオーツ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

テクノクオーツ株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算の発表は2024年2月13日に行われました。

主な事業

テクノクオーツ株式会社は、半導体製造装置用石英製品の開発・製造・販売を主な事業としています。半導体関連部材の主要メーカーとして、国内外の半導体メーカーに高品質な製品を提供しています。近年では、新興市場の生成AI分野においても旺盛な需要に注目が集まっています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高12,541百万円、営業利益2,654百万円、経常利益2,752百万円となりました。前年同期と比べ売上高は16.9%減、営業利益は16.5%減、経常利益は20.2%減と減少しているものの、引き続き高い収益性を維持しています。営業利益率は21.2%、経常利益率は22.0%と、高水準の利益率を実現しています。

売上・利益の推移

テクノクオーツ株式会社は、2022年3月期の売上高は20,063百万円、経常利益は4,354百万円と、過去最高を更新しました。当第3四半期は一時的な生産調整の影響から減収減益となっているものの、全体としては堅調な業績推移を示しています。特に、近年の生成AI分野の需要増加に伴う先行投資や、国内外の半導体製造拠点の増設などにより、今後の成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

テクノクオーツ株式会社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が前期末から1,225百万円増加し25,017百万円となり、負債合計は701百万円減少し6,501百万円となりました。純資産は1,926百万円増加し18,516百万円で、自己資本比率は74.0%と高水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が470百万円、棚卸資産が525百万円、有形固定資産が272百万円それぞれ増加しました。これは、半導体需要の増加に伴う生産体制の強化に向けた設備投資や在庫の積み増しが進められたことを示しています。

負債の部

負債の部では、借入金が459百万円増加した一方で、電子記録債務が124百万円、買掛金が292百万円、未払法人税等が528百万円減少しました。これは、生産調整に伴う支払債務の減少によるものです。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,428百万円、為替換算調整勘定が492百万円増加しました。外国為替市場の円安基調を受け、海外子会社の評価額が上昇したことが要因です。

ROAとROE

テクノクオーツ株式会社のROAは9.4%、ROEは11.4%と、高い水準を維持しています。これは、半導体関連事業の高収益性と、財務基盤の健全性を示す指標といえます。今後も、成長分野への積極的な投資と経営の効率化を通じて、収益性と資本効率を高めていくことが期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,193百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが683百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが40百万円の支出となりました。財務体質の健全性を維持しつつ、設備投資や成長分野への投資を行っていると言えます。

配当の支払額

テクノクオーツ株式会社は、2023年6月20日開催の定時株主総会において、1株当たり配当金130円の配当を決議しました。配当性向は26.1%となっており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。

今後の展望

テクノクオーツ株式会社は、半導体需要の長期的な成長に注目しながら、生成AI分野への対応強化やグループ経営の効率化に取り組んでいきます。具体的には、生成AI向けサーバーの需要増加に備えた設備投資や、ジーエルサイエンス株式会社との経営統合による企業価値の向上を目指しています。引き続き、半導体業界をリードする企業としての地位を確立していくことが期待されます。

編集部のまとめ

テクノクオーツ株式会社は、半導体関連事業を中心に安定した収益基盤を持つ企業です。当第3四半期は一時的な生産調整の影響があったものの、ROAやROEといった収益性指標は高水準を維持しており、財務体質も健全です。今後は、生成AI需要の取り込みやジーエルサイエンスとの経営統合による成長戦略の推進に期待が寄せられています。

テクノクオーツ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

テクノクオーツ株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期の決算発表は2024年2月13日に行われました。また、同社は2023年6月の定時株主総会で1株当たり130円の配当を決議しており、株主還元にも積極的に取り組んでいることがわかりました。今後も、半導体需要の長期的な成長を見据えた経営が期待されます。

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