株式会社オハラは、光学プレス品や光学ブロック品、特殊ガラス、石英ガラスなどの製造・販売を行っている企業です。 この度の決算報告によると、売上は前年同期比9.0%減の13,245百万円となり、営業利益は47.0%減の837百万円となりました。
企業情報
企業名: 株式会社オハラ
証券コード: E01170
決算期: 第116期第2四半期(2023年11月1日~2024年4月30日)
株式会社オハラの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オハラは、10月31日が決算日で、四半期決算は2月、4月、7月、10月の各月末に行っています。
主な事業
株式会社オハラは、光学プレス品や光学ブロック品、特殊ガラス、石英ガラスなどの製造・販売を行っている企業です。 光学関連製品やエレクトロニクス関連製品を中心に事業を展開しています。 特に、半導体露光装置用途向けの特殊ガラスと石英ガラスの製造・販売が好調だったとのことです。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比9.0%減の13,245百万円、営業利益が前年同期比47.0%減の837百万円となりました。 利益率については、売上総利益率が15.2%減となり、原料価格の高騰などの影響があったようです。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は、28,123百万円と推移しています。 一方、経常利益は2,603百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,572百万円となっており、前年同期と比べてそれぞれ30.9%、50.4%の減少となりました。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末における総資産は62,670百万円となり、前連結会計年度末比で1.3%増加しています。 負債合計は13,588百万円と前連結会計年度末比で6.5%減少しており、自己資本比率も77.9%と高水準となっています。
資産の部
資産の部では、投資有価証券が7,571百万円と前連結会計年度末から1,017百万円増加しており、固定資産全体で4.7%増加しています。一方で、流動資産は0.8%減少し、37,279百万円となりました。
負債の部
負債の部では、短期借入金が4,525百万円と前連結会計年度末から260百万円増加しましたが、長期借入金は861百万円と511百万円減少しています。また、賞与引当金が686百万円と大幅に減少しています。
純資産の部
純資産の部では、49,081百万円と前連結会計年度末から3.7%増加しています。この要因は、為替換算調整勘定の増加によるものです。
ROAとROE
ROAは前年同期の3.4%から2.0%に、ROEは前年同期の6.7%から4.4%に低下しました。これは、売上高及び利益が減少したことが主な要因です。一方で自己資本比率は77.9%と高水準を維持しています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,148百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,583百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが914百万円の支出となりました。 現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末より900百万円減少し、13,034百万円となっています。
配当の支払額
配当金の支払額は487百万円と前年同期とほぼ同様の水準を維持しています。1株当たり配当金は20円となっています。
今後の展望
当社グループを取り巻く事業環境は、中国経済の停滞や金融政策の影響など不透明な状況が続くとされています。 一方で、半導体露光装置向けの需要は堅調に推移しており、収益力の向上に期待が持てるものの、光学プレス品や光学ブロック品の需要減少などにより、全体としては厳しい状況が続くものと見られます。
編集部のまとめ
株式会社オハラは、光学関連製品やエレクトロニクス関連製品を中心に事業を展開する企業です。 当第2四半期の業績は、売上高が前年同期比9.0%減、営業利益が同47.0%減と厳しい結果となりました。 今後も一定の需要は期待できるものの、経済環境の先行き不透明感もあり、引き続き注目が必要な企業といえます。
株式会社オハラの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オハラの決算日は10月31日で、四半期決算は2月、4月、7月、10月の各月末に行っています。 配当金の支払額は487百万円と前年同期とほぼ同水準で、1株当たり配当金は20円となっています。 今後の経営環境は不透明ですが、企業の収益力向上に期待したいと思います。