プライム・ストラテジー株式会社の2023年12月期第1四半期決算が発表されました。同社は、クラウドソリューションサービス「KUSANAGI Stack」を中心にサーバの高速化を支援する企業です。良好な業績を継続しているこの会社について、決算の概要をご説明いたします。
企業情報
企業名: プライム・ストラテジー株式会社
証券コード: 52500
決算期: 11月期
プライム・ストラテジー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
プライム・ストラテジー株式会社の決算日は11月30日です。第1四半期決算は2023年12月1日から2024年2月29日までの決算期間となっています。
主な事業
プライム・ストラテジー株式会社の主な事業は、自社開発の高速CMS基盤「KUSANAGI」を中心とした「KUSANAGI Stack」事業です。同社は「KUSANAGI」のライセンス販売や、その運用保守を行うマネージドサービスなどを提供しています。近年注目を集めるクラウド化やDXに関連したサービスが同社の主力商品となっています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第1四半期の業績は、売上高206,466千円、営業利益44,683千円、経常利益44,402千円、親会社株主に帰属する四半期純利益31,329千円となりました。前年同期比では売上高が7.3%減少しましたが、利益率は高水準を維持しています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、直近3期で880億円前後で推移しています。営業利益率は16-20%程度と高い水準を保っており、安定した収益基盤を築いています。また、親会社株主に帰属する当期純利益は185百万円となっています。
四半期連結貸借対照表について
2024年2月末の四半期連結貸借対照表では、資産合計が1,508百万円、負債合計が237百万円、純資産合計が1,270百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,452百万円で、現金及び預金が1,346百万円と大部分を占めています。固定資産は55百万円です。
負債の部
負債の部では、流動負債が157百万円、固定負債が79百万円となっています。主な内訳は、借入金関連の負債となっています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が434百万円、資本剰余金が394百万円、利益剰余金が436百万円となっています。自己資本比率は84.3%と高水準を維持しています。
ROAとROE
同社のROAは過去3期で12-14%程度、ROEは14-16%程度で推移しています。これは同業他社と比べても高い水準といえます。同社は高収益体質を維持しつつ、成長投資にも取り組んでいる様子がうかがえます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは良好に推移しています。営業活動によるキャッシュ・フローは、2022年11月期の87百万円から、2023年11月期には265百万円と大幅に増加しました。これにより、現金及び現金同等物の期末残高は1,326百万円と、手元流動性も高い水準にあります。
配当の支払額
2024年1月29日の取締役会決議により、1株当たり20円の期末配当を実施することが決定されました。この配当は、2023年11月30日の株主に対して支払われる予定です。
今後の展望
今後もDXやクラウド市場の拡大に伴い、同社の主力製品「KUSANAGI」の需要が高まると期待されます。また、運用管理サービスの強化や、海外展開の加速など、新たな成長戦略にも注目が集まっています。今後の業績拡大と株主還元の継続に期待が高まっています。
編集部のまとめ
プライム・ストラテジー株式会社は、クラウドインフラ領域で高い収益性を誇る企業です。第1四半期の決算では、売上高やキャッシュ・フローなどの財務指標が良好な水準を維持しており、今後の成長が期待されます。また、株主還元もしっかりと行っていることから、同社の株式は個人投資家から注目を集めていると言えるでしょう。
プライム・ストラテジー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
プライム・ストラテジー株式会社の決算日は11月30日で、第1四半期決算は2023年12月1日から2024年2月29日までの期間となっています。また、同社は2024年1月29日の取締役会決議により、1株当たり20円の期末配当を実施することが決定されました。株主還元にも積極的な同社に注目が集まっています。